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2010年7月7日水曜日

『東京人』8月号 August  2010  No.285

タイトル 東京人
並列タイトル Tokyojin
巻次・年月次 2巻3号=7号(1987年夏季) -
出版地 東京
出版者 都市出版
出版年 1987-
形態 ; 26cm
注記 刊行頻度,出版者の変更あり
刊行頻度 M: 月刊
改題情報 継続前誌: 季刊東京人
ISSN 0912-0173
雑誌コード
16725

雑誌の説明
洗練された東京通になるためのユニークな都会派の総合誌


特集
東京の川を楽しむ
水辺が恋しい季節になりました。
東京には徳川家康の江戸入府とともに、
舟運のために掘られた掘割から自然河川まで、
大小の水路や川が流れ、
「水の都」として水辺空間にさまざまな文化が生まれました。
近代化・高度成長の波で、水質汚染や水害が
問題視されていたのは過去のこと。
今や親水公園が整備され、水辺空間は情報の発信地として
変わりつつあります。
「東京の川」の楽しみ方をご提案。

CONTENTS

特集 東京の川を楽しむ
写真・伊奈英次

東京の川マップ 絵・尾黒ケンジ

水辺探検(1)船
日本橋川、隅田川、小名木川、横十間川
東京スカイツリーを眺めて、
下町、川旅の愉楽
小池昌代

水辺探検(2)サイクリング
野川
武蔵野の自然から
蜃気楼のような都市まで
古厩智之

水辺探検(3)水上バス
隅田川、荒川、東京湾
さかのぼっても、
さかのぼっても、東京
阿川尚之

水辺探検(4)暗渠
渋谷川、目黒川、北沢川、烏山川
発見と推理の喜びに満ちた廃川跡歩き
内田宗治


対談
陣内秀信×竹村公太郎
今よみがえる
江戸から続く水彩都市

東京河川最新プロジェクト
"親しむ川"に、改造中!
文・石村博子

主な親水プロジェクト一覧

墨田区長インタビュー 山崎昇
東京スカイツリー誘致の決め手は「川」

江戸川区長インタビュー 多田正見
日本初の"親水公園"や、
都心で初めて"野川復活"を実現!

座談会
水都東京を創る会 上林武人× 江東区の水辺に親しむ会 須永俶子 ×
神田川船の会 林福松
東京の川を、もっと身近に、元気にしたい

幸田露伴、永井荷風、芝木好子ほか
川から生まれた文学
文・川本三郎

川遊び15選
花火/橋/花見/釣堀/スポーツ/屋形船/バードウォッチング/暗渠・緑道
バーベキュー/サイクリング/湧水/水門/ボードウォーク/船/親水公園
文・網倉俊旨

涼を感じる眺めのいい店
芝浦運河 ウォーターライン/隅田川 前川/多摩川 PEACE TOKYO/目黒川 大樽/日本橋川 ニホンバシ イチノイチノイチ/神田川 寒天工房讃岐屋

なつかし遊び歳時記(12)
花火
文、絵・赤瀬川原平

随筆
迎賓館が国宝に? 文・小林秀明
名づけの一席 文・神田 茜
「民衆駅」を知っていますか 文・青井哲人

キリンビール東京支社"うまいもの応援団"がゆく!
東京の商店街(28)
浅草

ヤマハマリンクラブ「Sea-Style」
都会のクルージングを楽しむ!

サントリー烏龍茶と一緒に
深く、美味しく、清香な烏龍茶への招待
勝見洋一×藤原賢昌

地球に優しい技術を探せ!(2)
LED電球
光る半導体(LED)が地球を救う!
文・雨宮甲

曇天気(23)
黒い旗は、まだ見えない
文・堀江敏幸 写真・鈴木理策

ちょいとごめんなさいよ、4時からの快楽(1)新連載
浅草「水口食道」の巻
なだらかな幸福感に酔いしれる
文・林家正蔵 写真・川上尚見

下北沢一番街商店街
個性的な店が町の表情を変える
文・与那原惠

短期集中連載(4)最終回
大川周明「大東亜解放塾」の記憶
インドへの道をともに歩む
文・玉居子精宏

東京つれづれ日誌(2)
奥深い赤羽と二人芝居
文・川本三郎

Close up TOKYO
Interview
渋谷区長 桑原敏武
Books 本
書評同人
苅部 直、鴻巣友季子、三浦展

p.134 川島隆『カフカの〈中国〉と同時代言説』 彩流社, 2010.3
書評by苅部直

今月の東京本
Culture
映画、美術、舞台、古典芸能
City 街
New Open New Sight
東京ネットワーク

SHOPS&GOODS/バックナンバー/編集後記、次号予告

2010年7月4日日曜日

ジジェクとバディウ共編の『共産主義の理念』

2009年3月の13・14・15日にロンドン大学バークベック・コレッジで"On the Idea of Communism"
というタイトルのコンフェランスが開かれた.下記はジジェク講演の要旨をまとめたものだと思われる。このシンポジウムは、アラン・バディウ、テリー・イーグルトン、ハート&ネグリ、ジャン=リュック・ナンシー、ジャック・ランシエール、ジャンニ・ヴァッティモ、ジジェクなど、いわゆる現代思想のスターを集めた。

SLAVOJ ŽIŽEK, HOW TO BEGIN FROM THE BEGINNING
New Left Review 57, May-June 2009
http://www.newleftreview.org/?page=article&view=2779

On the Idea of Communism, Birkbeck 13-15th March, 2009
http://www.cinestatic.com/infinitethought/2009/03/on-idea-of-communism-birkbeck-13-15.asp
http://www.bbk.ac.uk/bih/activities/ideaofcommunism
http://mrzine.monthlyreview.org/2009/ioc260309.html
http://thecommune.wordpress.com/2009/03/15/report-of-conference-on-the-idea-of-communism/

The idea of communism

Author: Slavoj Žižek; Costas Douzinas
Publisher: London : Verso, 2010.
Edition/Format:
Book : Conference publication : English

Hardcover: 224 pages
Publisher: Verso (October 4, 2010)
Language: English
ISBN-10: 184467455X
ISBN-13: 978-1844674558
Product Dimensions: 9 x 6 x 1 inches

ペーパーバック: 224ページ
出版社: Verso Books (2010/10/4)
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 1844674592
ISBN-13: 978-1844674596
発売日: 2010/10/4
商品の寸法: 22.9 x 15.2 x 2.5 cm

Review
Separating the promise of communism from the disasters of the
twentieth century is no easy task. But it feels necessary. Already we
know that choices will have to be made and sides taken. Impending
ecological disaster suggests that this could be our last chance to do
so. If another world is possible, it will happen in action, not
abstract theory. The first choice is very simple: to begin.A" Guardian


Product Description
An all-star cast of radical intellectuals discuss the continued
importance of communism. "Separating the promise of communism from the
disasters of the twentieth century is no easy task. But it feels
necessary. Already we know that choices will have to be made and sides
taken. Impending ecological disaster suggests that this could be our
last chance to do so. If another world is possible, it will happen in
action, not abstract theory. The first choice is very simple: to
begin."—The Guardian

Contributors Slavoj Zizek, Alain Badiou, Antoni Negri, Michael Hardt,
Jacques Rancière, Terry Eagleton, Jean-Luc Nancy, Susan Buck-Morss,
Bruno Bosteels, Peter Hallward, Alberto Toscano, Wang Hui and others
took part in a landmark conference in London on the idea of communism
in 2009. This volume brings together their discussions on the
philosophical and political import of the communist idea, highlighting
both its continuing significance and the need to reconfigure the
concept within a world marked by havoc and crisis.


About the Author
Slavoj Žižek is a Slovenian philosopher and cultural critic. He is a
professor at the European Graduate School, International Director of
the Birkbeck Institute for the Humanities, Birkbeck College,
University of London, and a senior researcher at the Institute of
Sociology, University of Ljubljana, Slovenia. His books include First
as Tragedy, Then as Farce; Iraq: The Borrowed Kettle; In Defense of
Lost Causes; Living in the End Times; and many more.

Costas Douzinas is Professor of Law and Director of the Birkbeck
Institute for the Humanities, University of London. He is the author
of numerous works, including Human Rights and Empire, The End of Human
Rights, and Law and the Image: The Authority of Art and the Aesthetics
of Law.

2010年7月2日金曜日

京都国立近代美術館Twitter終了に大反対!!!

2010年7月8日をもって終了するようです。

Twitter / MoMAK | 京都国立近代美術館: 【重大なお知らせ】暖かいご支援をいただいてきた当アカ ...
http://twitter.com/MoMAKyoto/status/17408936195
MoMAK | 京都国立近代美術館 (MoMAKyoto) on Twitter
http://twitter.com/MoMAKyoto
MoMAK | 京都国立近代美術館(@MoMAKyoto) - Twilog
http://twilog.org/MoMAKyoto

「#momakEnd」のハッシュタグ

Twitter / Search - #momakEnd
http://twitter.com/#search?q=%23momakEnd

みんなにこれだけ惜しまれてるのに「削除、復活の予定なし」
というのは残念ですね

これだけ惜しまれている声の蓄積とか
こんなほめている記事とか
http://www.ameet.jp/digital-archives/digital-archives_20100614/#page_tabs=3
をあわせて、このアカウントを財産として認め存続させるべきだと、京都国立近代美術館に
みんなで訴えたい

そもそも公的機関としてどうなの?ともおもいますが
http://www.momak.go.jp/Japanese/news/newsList2009.html
「ボランティア/趣味運営のため、基本的に就業時間内のツイートは予約投稿として設定、その他のツイートは就業時間外に投稿しております」とのこと
つまり、「公式」を名乗っていながら、実態は公式ではなかったんですよね
(「公式」には、時間中に業務としてやるってことが含まれてると思うのは間違っている?)

「当方は学芸員ではなくてウェブサイト等を担当している者です。時給制の下っ端、契約社員のようなものです。」
とのことで、首を切られたら続けていけない、とか、あくまで個人でやっているので継いでくれる人がないとか
そういう状況を想像させます

組織のバックアップを得ずに事業を開拓してしまうと、
継続性に不安がある
ことの事例の一つ
と言う気はするのですが
アカウントが、更新ストップではなく、削除・閉鎖になるのは
非常によくないなと思います
(Twitterはアメリカでは国家予算で収集保存されているデータなんですから!)
貴重なリストとか、外部エクスポートする機能とかちゃんとあるんでしょうか?

2010年6月22日火曜日

『闘う小説家バルザック』

闘う小説家バルザック
芳川泰久
ISBN4-7967-0219-9
1999年5月
2800円
四六判上製304頁
エディション: 単行本
出版社: せりか書房
出版日: 1999/05
ISBN-10: 4796702199
ISBN-13: 978-4796702195

19世紀初めパリのパサージュを通行する群衆の中に小説の登場人物と読者を発見し、彼らの欲望が織りなす近代社会の縮図を全く新しい知的パラダイムのもとに描いたバルザックの創造の秘密に迫る

バルザックは、現代的なジャーナリズムや出版業界の勃興(ぼっこう)期に身を置き、小説家という新たな「職業」を生きた人間だった。評伝ではなく、出版・パリ・解剖学・三角測量など、核となるテーマや想像力の根源から解明する手法が新鮮。

折しも二百年生誕を機に、日本で五月二十日の誕生日にあわせたかのように、芳川泰久『闘う小説家バルザック』(せりか書房)、石井晴一『バルザックの世界』の二著が出、鹿島茂・山田登世子編バルザック『人間喜劇』コレクション(藤原書店)の第一回『ペール・ゴリオ』の新訳も出た。さらに大矢タカヤス編になるバルザック『人間喜劇』全作品あらすじもその別巻として刊行された。まことににぎわしいバルザックの復権の様である。


目次

1830年〈パリもの〉の誕生
私生活の発見
小説のパサージュ
両性具有—sexualit´eの顕現
「動物」はいかに分類線を横断するか
遠征—異種との遭遇
解剖小説家
活字鋳造・植字・組版
地上を天上に折り畳む論理
〔ほか〕

2010年6月21日月曜日

2010年6/20(日)に掲載された書評

■カフカ Classics in Comics
ヴィレッジブックス 西岡兄妹、フランツ・カフカ著 池内紀訳 価格:¥1,365
評 中条省平(学習院大学教授)
■カフカ自撰小品集
みすず書房 フランツ・カフカ著 吉田太郎訳 価格:¥2,940
評 中条省平(学習院大学教授)

『マネジャー13の大罪—ビジネスの致命傷を避ける法 (BEST OF BUSINESS)』

マネジャー 13の大罪
—ビジネスの致命傷を避ける法—

書籍 四六判 上製 248 ページ
ISBN-13 978-4-532-31625-9
発売日 2010年05月発売
# 単行本: 245ページ
# 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/05)
# ISBN-10: 4532316251
# ISBN-13: 978-4532316259
# 発売日: 2010/05
# 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm

「ベスト・オブ・ビジネス」シリーズ最新作。人を使う立場にある人なら誰でも読んで納得できる、時代と業種を超えて通用する普遍的内容の一冊です。
責任をとらない、部下を育てない、目標達成基準を設けない……失敗するマネジャーに共通する13の誤りを回避し、出世に欠かせない「管理職ノウハウ」をマスターせよ!
全米の管理職に25年以上も愛読されてきた名著。

大罪その1:結果に対して責任をとらない:効果的な仕事をするには、マネジャーが責任を持たねばならない
大罪その2:部下の育成を怠る:マネジメントの目的は、時間の経過や人事異動、当事者の不在などがあっても事業が継続すること
大罪その3:やる気を起こさせない:生産性の高いレベルで仕事をすることが自分には無理だと思っているスタッフの態度を改めさせること
大罪その4:組織内での立場を忘れる:上級管理者に対して「彼ら」といった代名詞を使っていればそのマネジャーは経営に参加しているとはい
えず、正しい態度であるとは言えない。
大罪その5:部下と一対一で接しない:うまく行かないマネジャーは、個人的な接触を避けたがり、そこで部下をひとまとめにしていちどきに対処し ようとする。
大罪その6:利益の重要性を忘れる:利益を上げない限り、どれだけすばらしい製品、販売、PR、社員であっても、すぐにトラブルに陥ってしまう。
大罪その7:問題点にこだわりすぎて目的を見失う:時間がないという多くのマネジャーは、売上げの1割にしか影響しないことに9割の時間をかけている
大罪その8:部下との間に一線を引かない:少なくとも会社の一番大事な顧客に対してやらないことは、部下にも決してしてはならない
大罪その9:目標達成基準を設けない:個人や企業のプライドを高めるために設定する
大罪その10:部下の実務能力を過信する
大罪その11:部下のたるみに目をつむる:不満足な仕事には目をつぶるべきではない。そのためには、対立を回避しないことが重要である。対決の仕方としてはGAPが役立つ。
G:意見を言わせる(Get his opinion)
A:実行すべきことについて合意する(Agree what will be done)
P:望ましい行動を積極的に強化する(Positiveli reinforce the desired behavior)
大罪その12:成績のよい部下だけに目をかける:利益を上げている企業は、実績が中位の信頼できる勤勉な社員と、少数のスーパースターの上
に事業を構築している。したがって、中位の社員に気を配るべき
大罪その13:アメとムチで部下を操ろうとする:部下に生産性を上げさせるためには
・恐怖
・報酬
・信念を育てるもの
のいずれかしかない。

T・G・マサリク『ロシアとヨーロッパ ロシアにおける精神潮流の研究 』

ロシアとヨーロッパ—ロシアにおける精神潮流の研究 (1)
ISBN4-915730-34-4 C0022
A5判上製376頁
定価5040円(本体4800円+税)
2002.10

チェコの思想家T・G・マサリク(1850-1937)はロシア研究家としても名高く、そのロシア研究の集大成が本書である。この著作は、ロシア精神史研究の古典として知られ、各国語に訳されており、邦訳も、第1、2巻については、かつてみすず書房から『ロシア思想史』の題名で出されている(現在は絶版)。今回の邦訳は、まだ日本語に訳されていない第3巻を含めた全3巻を、プラハのマサリク研究所が厳密な校訂を経て刊行したチェコ語版(1995-6
年)から訳したものである。

第1部「ロシアの歴史哲学と宗教哲学の諸問題」では、ロシア精神を理解するための前提として、ロシア国家の起源から第一次革命に至るまでのロシア史を概観する。第2部「ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略」では、チャアダーエフからゲルツェンまでの思想家たちを検討する。

* 目次

+ はしがき
+ 序 ロシアとヨーロッパ——ロシアの僧侶
1. ロシアの歴史哲学と宗教哲学の諸問題
1. 「聖なるルーシ」——第三のローマとしてのモスクワ
2. ピョートルの改革。ロシアとヨーロッパの結合
3.
フランス革命後の神権政治的反動と、セヴァストーポリに臨んでのその敗北。政治的、哲学的革命の始まり。(エカテリーナ二世——ニコライ一世)
4. 一八六一年の農奴解放と行政改革
5.
束の間の自由主義の後の、ニコライ体制の復活と継続。——テロリズム的ゲリラ革命の発展と、その犠牲者としてのアレクサンドル二世。——強化された神権政治的反動とその反テロリズム。日本との戦争における神権政治的反動の敗北
6. 最初の大衆革命と憲法の始まり。反革命
7. ロシアの歴史哲学と宗教哲学の諸問題(総括)
8. ロシア研究のための文献
2. ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略
1.

9. P・J・チャアダーエフ。正教の神権政治に対するカトリックの神権政治
10. スラヴ主義。正教の神権政治のメシアニズム。スラヴ主義と汎スラヴ主義
11. 西欧主義。V・G・ベリンスキー
12. 西欧主義とスラヴ主義との統合。アポロン・グリゴーリエフ
13. アレクサンドル・ゲルツェン。哲学的、政治的急進主義
+ 訳者あとがき
+ 人名索引


ロシアとヨーロッパ—ロシアにおける精神潮流の研究 (2)
# 単行本: 508ページ
# 出版社: 成文社 (2004/06)
# ISBN-10: 4915730352
# ISBN-13: 978-4915730351
# 発売日: 2004/06
# 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 3.8 cm

ISBN4-915730-35-2 C0022
A5判上製512頁
定価7245円(本体6900円+税)
2004.06

チェコの思想家T・G・マサリク(1850-1937)はロシア研究家としても名高く、そのロシア研究の集大成が本書である。この著作は、ロシア精神史研究の古典として知られ、各国語に訳されており、邦訳も、第1、2巻については、かつてみすず書房から『ロシア思想史』の題名で出されている(現在は絶版)。今回の邦訳は、まだ日本語に訳されていない第3巻を含めた全3巻を、プラハのマサリク研究所が厳密な校訂を経て刊行したチェコ語版(1995-6
年)から訳したものである。

第2部「ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略」(続き)では、バクーニンからミハイローフスキーまでの思想家たち、反動家たち、より新しい思想潮流を検討する。第3部第1編「神権政治対民主主義」では、西欧哲学と比較したロシア哲学の特徴を析出し、ロシアの歴史哲学的分析を行う。

* 目次

2. ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略(続き)
2.

14. M・A・バクーニン。革命的アナーキズム
15. リアリズムとニヒリズム。チェルヌィシェフスキーとドブロリューボフ、ピーサレフ
3.

16. ラヴローフとミハイローフスキー。いわゆる社会学的な主観主義者
4.

17. 公的な神権政治の理論家たち——カトコーフ、ポベドノースツェフ、レオーンチエフ
18. ウラヂーミル・ソロヴィヨーフ——神秘主義としての宗教
5.

19.
現代の社会主義——マルクス主義と社会民主主義。マルクス主義とナロードニキ主義。マルクス主義における危機。宗教問題——社会革命党
20. 現代のアナーキズム——P・クロポトキン。アナーキズムと社会主義
21. 自由主義
22. 革命主義の危機によせて——宗教問題
3.

1. 神権政治対民主主義——革命の問題
23. ロシア哲学における認識論の問題
24. ロシア哲学の宗教問題
25. 神権政治対民主主義
26. 民主主義と革命
27. 聖なるルーシ——ロシアの修道僧とフォイエルバッハ
+ 人名索引


ロシアとヨーロッパ—ロシアにおける精神潮流の研究 (3)
# 単行本: 474ページ
# 出版社: 成文社 (2005/09)
# ISBN-10: 4915730360
# ISBN-13: 978-4915730368
# 発売日: 2005/09
# 商品の寸法: 21 x 15.4 x 3 cm

ISBN4-915730-36-0 C0022
A5判上製480頁
定価6720円(本体6400円+税)
2005.08

チェコの思想家T・G・マサリク(1850-1937)はロシア研究家としても名高く、そのロシア研究の集大成が本書である。この著作は、ロシア精神史研究の古典として知られ、各国語に訳されており、邦訳も、第1、2巻については、かつてみすず書房から『ロシア思想史』の題名で出されている(現在は絶版)。今回の邦訳は、まだ日本語に訳されていない第3巻を含めた全3巻を、プラハのマサリク研究所が厳密な校訂を経て刊行したチェコ語版(1995-6
年)から訳したものである。

第3部第2編「神を巡る闘い——ドストエフスキー」は、本書全体の核となるドストエフスキー論であり、ドストエフスキーの思想を批判的に分析する。第3編「巨人主義かヒューマニズムか——プーシキンからゴーリキーへ」では、ドストエフスキー以外の作家たちを論じる。

* 目次

3.


+ まえがき
2. 神を巡る闘い——ロシア問題の歴史哲学者としてのドストエフスキー
+ ドストエフスキーの伝記
+ ドストエフスキーの公式
1. ニヒリズム——アナーキズム的無神論
2. ゾシマ——宗教哲学(ニヒリズムを克服するロシアの修道僧)
3. フォイエルバッハ対修道僧
4. 大審問官
5. 異端者ゾシマ——懐疑主義者ドストエフスキー
6. 哲学と教養
7. 宗教と道徳I
8. 宗教と道徳II(カラマーゾフ主義)
9. 殺人と自殺
10. ドストエフスキーの公式は誤っている
11. ロシアの全人
12. 人間性と民族性。民族性と宗教
13. ショーヴィニズム。人名の浪費
14. ロシア的性格
15. ロシアとヨーロッパ
16. 外交政策——内政に勝る外交
17. 内 政
18. ツァーリズム
19. ベリンスキーからウヴァーロフへ

3. 巨人主義かヒューマニズムか——プーシキンからゴーリキーへ
+ ロシア文学と世界文学におけるドストエフスキー
1. A・S・プーシキン
2. オネーギン——ファウスト
3. G・G・バイロン
4. ミュッセのローラ
5. M・J・レールモントフ
6. N・V・ゴーゴリ
7. I・A・ゴンチャローフ
8. I・S・トゥルゲーネフ
9. L・N・トルストイ
10. デカダン派
11. M・ゴーリキー
+ 結論
+ 断片
+ マサリクとロシア——ヨーロッパから見たロシア——石川達夫
+ 人名総索引

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