ブレークスルーしたければ、人生を変えたければ、本当に成長したいなら、5000時間、気持ちと意志と努力を集中させることだと思う。
成長のペースには驚くほどの差がある。
集中して努力した時間の長さが、人の成長を決め、プロへの到達度を決める。他の要素もあるが、これがいちばんの鉄則だ。人の成長のスピードは集中した時間に比例する。
必死の努力がなければ新しい門戸は開かれない。
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ブレークスルーしたければ、人生を変えたければ、本当に成長したいなら、5000時間、気持ちと意志と努力を集中させることだと思う。
成長のペースには驚くほどの差がある。
集中して努力した時間の長さが、人の成長を決め、プロへの到達度を決める。他の要素もあるが、これがいちばんの鉄則だ。人の成長のスピードは集中した時間に比例する。
必死の努力がなければ新しい門戸は開かれない。
■キューブタイプのバウムシュピッツ(12個入)
¥1,575
スウィートチョコレートでコーティングされた一口サイズのバウムクーヘン。
生地の間にあんずのジャムをサンド。
本場ドイツのマジパンを使った生地は、この上ないソフトな食感でまるでケーキを食べてるかのよう。
味の方も、香ばしい生地に芳醇な香りのスウィートチョコレート、やさしい甘みのあんずのジャムが絶妙に交わり、美味な味☆
繊細で上品な味わいで、ギフトにもぴったりな一品かと思います☆
■販売店詳細
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ
Holländische Kakao-Stube
(店名はドイツ語で"オランダ風のカカオのお菓子屋")
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ 伊勢丹新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1
伊勢丹新宿店本館B1F
TEL 03-3352-1111
時間 10:00~20:00
休日 伊勢丹新宿店に準ずる
交通:地下鉄「新宿三丁目」駅直結
■お店紹介記事(2009年09月14日)
ドイツの本格バウムクーヘンを提供する「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」が2009年9月9日(水)、伊勢丹新宿店本館地下1階の「グラン
アルチザン」にオープンした。
同店は、北ドイツ・ハノーファー市中心街のシュテンデハウス通りにコンディトライ&カフェを構える、1895年創業の老舗。店舗名はドイツ語で「オランダ風のカカオのお菓子屋」を意味し、日本への出店は今回が初めて。出店に際し、日本でもなじみあるドイツ伝統菓子を通じ「本場の味に触れてほしい」とバウムクーヘンをメーンに展開する。
「ジャン=ポール・エヴァン」「ピエール・エルメ・パリ」の並びに位置する店舗は、本場ドイツの雰囲気そのままに木の温もりを生かした内装で仕上げ、中央には愛らしいロゴマークを飾り付けた。
店頭で扱うのは、看板商品「バウムクーヘン」(直径約14.5×高さ約7.5センチ=3,150円)をはじめ、バウムクーヘンをチョコレートでコーティングした「クラシックバウム」(直径約11.5×高さ約14.5センチ=3,990円)、バウムクーヘン生地とマジパンを交互に何層も重ね、最上段をチョコレートでコーティングした「バウムリンデ」(小、約8.3×約7.3センチ=1,260円)の3種類に加え、半生タイプのドイツ菓子8種類。
提供するバウムクーヘンは、国立ドイツ菓子協会が設定したバウムクーヘンの定義(原料の比率が、小麦粉(1):バター(1):砂糖(1):卵(2)でなければならないという品質基準)に沿ったもの。バター以外の油脂は使わず、卵も卵黄と卵白を別立てし使用するなど、ドイツそのままの味を日本で再現。焼成温度は400℃で、バウムクーヘン専用の開放型オーブンのしんに生地を巻き付け、1分半~2分かけて1回転させながら生地の水分が中に閉じ込められるよう
1層1層抱き込ませ、職人の高い技術力により形を整えながらじっくり焼き上げていくという。
海外旅行などで欧州の本物の味や文化を体感している消費者が多い中、「トップクリエーターたちの菓子を味わいつつもノスタルジックな味わいの菓子へ興味が回帰し、その菓子は『本場』『本格』を望んでいるのでは」と顧客の動向を分析する伊勢丹新宿店食品営業部洋特選担当の三浦壮平さん。老舗ブランドを前に「ドイツ本場の雰囲気をそのまま店に表すこと、日本人の舌に合わせるのではなく、ドイツ製法そのままのバウムクーヘンを顧客へ提供することを大事にしなければ」とし、「本国の伝統・文化も大切にしながら本場の味を提案していきたい」と意欲を見せる。
「ヘルパーやが連日、訪問看護師が訪問して、だんだん状態が良くなると、彼らは外来受診もできるようになります。自由こそ治療という言葉があるけど、彼らは自由に自分自身が選択していく中で、確実に生き生きと生きていけるようになるのです」「どんなに重い症状を持っている人でも、健全な能力を引き出せれば、食事づくり、買い物、金銭管理、最低限の近所づきあいなどの生活の訓練ができていない人が多い。だから、それを覚えてもらう期間が必要です」例えば、ゴミ屋敷のような部屋の中で時空を絶するような生活をしていた人が、いまや大手スーパーに勤めていたり、短時間就労と(障害者)年金で、結構自由な生活を満喫していたりしている。
「本人を支えるグループがあれば、どんな人でも、社会生活していけるようになります。少々おかしくたって構わない。それでいいんだと、認めてあげれば、いいのです。お互いフレンドリーなまま、その人の奇妙さとこちら側の奇妙さと、お互いどっこいどっこいではないですか」
■「引きこもり」の重い症状の人たちを対象に家庭訪問を行い、その結果、彼らの大半が地域で就労など社会的に自立した生活を送れるようになるほどの高い効果を上げているのが、静岡県浜松市にある「ぴあクリニック」(精神科)の新居昭紀院長を中心とするPSW(精神保健福祉士)と近接する「訪問看護ステーション不動平」(精神科専門)サポートチーム■
「我々が扱うのは、医療が途切れて引きこもってしまった人や、気がついたら呼吸困難な重度の精神障害になっていた人たち。我々が往診専門という形で関わりを始めなければ、彼らは社会から置き去りにされてしまう。そんな埋もれた人たちがたくさんいると実感したのです」
こう振り返る新居医師は元々、近くにある総合病院の院長だった。そもそも、病院を退職後は、悠々自適の生活を送ろうと思っていたのに、自分がかつて受け持っていて治療が少しもうまくいかず、医療が中断し、地域に埋没していた患者に何らかの訪問支援をしようと、看護師の妻と2人でボランティアを始めたことがきっかけだったという。
「入院した精神障害者は、一旦、退院すると、本人がどんな状態になろうとも、家族に委ねられてしまう。病院からいわせれば、地域や福祉体制が面倒を見ればいいという発想だからです。しかし、彼らは自宅に帰されると、自閉、無為になり、布団を被って寝ているのが実態。重い人たちほど、退院後のサポートが大事なのに、何もされていないケースが多いのです」
こうした彼らの存在を見過ごせなくなった新居医師らは、2004年4月に、「カンガルークラブ」という訪問型支援のボランティアグループを設立。当初は「面白くて、ハマっていた」活動が、次第に共感を呼び、対象者が40人近くまで増えてしまったという。
「具合が悪ければ、病院や施設へ入れればいいというのでは、彼らの自由に生きていく権利を奪うことになる。それは、奇人・変人は、隔離・収容すべきだという差別や偏見に基づく体制側の発想です。しかし、対人不信の強い人たちですから、行っても拒絶されるのが当たり前。会ってくれないし、まったく話してくれません。やっと会ってくれても、部屋はゴミ屋敷。"着替えましょう"と不用意に触ると、叩かれたり、蹴飛ばされたりします。何十回無視されても、拒否されても、コンタクトを求めて訪問し、語りかけ続けていると、ふとしたきっかけで、こちらを向き始めるんです。共有できる世界ができる、もしくはコンタクトできる一筋の道が開けることは、すごい感激です」
「大事なのは、相手とどういうつながりを作れるかということです。医師目線で行くと、つい薬飲ませたり、入院させたりしたくなる。しかし、我々は治療者ではない。対等な人間同士のぶつかり合いです。むしろ、地域では、相手を上に置いて尊敬しなければいけない。向こうの土俵に入っていくのですから、相手のやりたいこと、できることをどう見つけるかがポイントです。病的な部分を見ても、何もうまくいかない。その人のいちばん楽しいこと、興味をもつことでしか通じないのです」
彼らの中には「なんで、あんなヤツらをよこすんだ!」と家族にあたったりするケースも少なくない。そのうち、家族のほうが耐えられなくなって、逆に「もう来なくていいです!」と断ってくるケースまであるという。「家族がサポートしてくれないと、我々は中断せざるを得ません。家族が暴力を振るわれ、"こんなに本人が嫌がっているんだから、もう止めてください!""この子の性格だから、もう治りません。結構です!"などといわれると、私たちも止めないといけない」このように、当事者やその家族が社会から放置され、地域から孤立していく背景には、家族が障壁になっているケースもある。これから歳をとり、自分が亡くなってしまったら、彼らを施設に預けるしかないと考えている親もいる。しかし、親が亡くなったとしても、そのような状態にある本人を受け入れてくれる施設などない。「結局、親が死んでも、当事者が自分の住み慣れた環境で、自分の身の回りの生活ができるようにしていかないといけないことを親にわかってもらうのです」
■FRONT INTERVIEW
02 ダンス・フロアの躍動感を凝縮した、ファットでバンギンなパーティー・キラー・ミックス
DJ FUMIYA
2010年5月26日発売のミックスCD『DJ FUMIYA IN THE MIX』インタビュー
目次
COVER A面: The Chemical Brothers
COVER AA面: BOOM BOOM SATELLITES
COVER 折り返しA面: DJ FUMIYA
■FRONT INTERVIEW
02 ダンス・フロアの躍動感を凝縮した、ファットでバンギンなパーティー・キラー・ミックス
DJ FUMIYA
■SPECIAL FEATURES
09 エレクトロニックなサウンドと、豊かな感情表現に磨きをかけた、ヒップホップ・クイーン
COMA-CHI
■INTERVIEW
10 ライブ・サウンドを作品化し映像と一体化した音楽を創り上げた、スーパー・エレクトロニック・ミュージック・ユニット
The Chemical Brothers
16 トレンドやスタイルを超越し新たなる音世界に到達した、エレクトロニック・ロックのイノベーター
BOOM BOOM SATELLITES
22 エレクトロニクスとロックの新たな化学反応を示す革新的プロジェクト、第二章へ突入!
AA=
28 ディープでヒプノティックなグルーヴを従えて帰ってきた、ニューヨーク最強のダンス・ロック・バンド
! ! !
32 フレンチ・エレクトロのスーパー・アイコンが満を持して発表した、ポップでキュートでセクシーなデビュー・アルバム
UFFIE
36 ジャイルス印の新世代キューバ音楽が、最先端クラブ&ジャズ・ミュージックに大変身
GILLES PETERSON
41 ハウス・ミュージックの奥深さとオリジナリティーを究めた、渾身のニュー・アルバム
STUDIO APARTMENT
44 ジャパニーズ・ハウス・シーン期待のメロディー・メイカー
atrie.
46 現代を生きる女性に贈る、人間の内面に迫るファンタジー・ストーリー
坂本美雨
48 美しく神秘的に進化を遂げた、UKの人気アート・ロック・バンド
FOALS
50 カナダが誇るスペシャル・ロック・バンドの美しきポスト・ロック・ケミストリー
BROKEN SOCIAL SCENE
52 進化したスタジアム・ダンス・サウンドを打ち出した、ハイパー・エレクトロニック・ロック・アクト
PENDULUM
54 ポップ・ミュージックの神髄に迫る、ブルックリン発タイムレス・インディー・バンド
THE DRUMS
56 キラキラ・ノコギリ・ポップを標榜する、カルフォルニアの新鋭ローファイ・ガールズ・バンド
DUM DUM GIRLS
58 カナダの鬼才プロデューサーが新たにたどり着いた、リキッド・ダンス・ミュージック
CARIBOU
60 ポップ・ミュージックの売れっ子プロデューサー達が結成した、ハイセンスなエレクトロ&インディー・ポップ・バンド
MIIKE SNOW
62 新世代ダフト・パンク・チルドレンが放つ、フューチャー・エレクトロ・ディスコ
GRUM
64 甘美なメロディーとダンサブルなビートが交差する、今注目の実力派エレクトロ・ロック・バンド
MASTERLINK
66 ジャンルレスなヒューマン・ロック・サウンドを追求する、新世代スリーピース・バンド
Prague
68 2010年型エレクトロ・ポップ・ガールがお届けする、摩訶不思議なレトロ・フューチャリスティック・ワールド
Mizca
■FEATURES
70 シーンをアンダーグラウンドから支えるハウス・レーベルの、10周年記念コンピレーション
Edizione by SAW.RECORDINGS
72 名作ゲームBGMの魅力を、メロウ&グルーヴィーに描き出した、日常に溶け込むコンピレーション
Chill SQ
■PEOPLE
73 注目のエレクトロ・パンク・デュオが、多彩なセカンド・アルバムをリリース!
CRYSTAL CASTLES
74 ライブのエネルギーを音に注ぎこむ、ドイツ発エレクトロ・ロック・バンド
pitchtuner
75 チリと東京の鬼才アーティストが3年を費やして制作した、エレクトロニック・シンフォニー
ATOM™ & MASAKI SAKAMOTO
76 ライブでの瞬間的グルーヴを音源に封じ込める、実力派ヒップホップ・バンド
HOCUS POCUS
77 生演奏の質感をリアルに描き出したジャズ・アルバム
Blu-Swing
78 自らの声を追求した、進化型ハウス・アルバム
arvin homa aya
79 新ボーカリストを迎え、より自由でエッジーなサウンドを追い求めた、新機軸シングルを発表!
スポンテニア
80 生楽器の温かみとダイナミズムを伝える気鋭プロジェクトが、発展的リミックス・アルバムを発表
Namy
■REGULARS
08 GUEST LIST
78 ESSENTIAL RELEASES
80 WOMB WORLD WIDE
82 HIGH TIMEZ
86 BUZZ DJ's REVIEW
89 INTERACTIVE
89 COLUMNS
■内容紹介
肥満も性感染症も笑いもすべて伝染す(うつ)る!?
ハーヴァード大学医学部・教養学部教授とカリフォルニア大学の政治学者が提示する、クラウド時代の社会的ネットワークの姿!
デジタルであれアナログであれ、人と人とのつながりのなかでしか人間は生きていかれないのだ……
人と人との"つながり"が社会を動かしている!
2007 年、肥満は伝染するという私たちの研究結果が発表されると、大反響が巻き起こった。数百通ものeメールを受け取ったし、この研究をめぐるブログへの書き込みも数百にのぼった。……だが現在では、肥満は伝染することがわかっている。私たちの研究が発表されて以降、私たちのほかに3つの研究チームが別々の集団で肥満の伝染を確認しているのだ。……では、肥満はいかにして伝染するのだろうか。
■ 目次
私たちはみんなつながっている
第1章 真っ只中で
バケツリレーと電話連絡網
ネットワークにおける生活のルール
ルール1 私たちはネットワークを形づくる
ルール2 ネットワークは私たちを形づくる
ルール3 友人は私たちに影響を及ぼす
ルール4 友人の友人の友人が私たちに影響を及ぼす
ルール5 ネットワークはそれ自身の命を持っている
六次の隔たりと三次の影響
私たちはつながっている
第2章 あなたが笑えば世界も笑う
私たちの祖先は感情を持っていた
感情の伝染
感情の集団暴走
……幸福の広がりとは
……人混みのなかで独りぼっち
……
第3章 ともにいる者を愛す
私はどうやってパートナーと出会ったか
似た者同士
……花婿が花嫁より得な理由
愛、セックス、多層性
第4章 あなたも痛いが私も痛い
元恋人の恋人の元恋人
病原菌も広がってゆく
異なるネットワーク、異なる処方箋
友人の友人があなたを太らせる
……自殺も伝染するのか?
公衆衛生の新たな基礎
第5章 お金の行方
ジョージはどこに?
SARS、シーガル、水夫
……情報の流れの三次の隔たり弱い絆の強み
いつの時代も仲間同士の結束は固い
ネットワークの創造性
……
第6章 政治的につながって
あなたの一票に価値はない
一人だけで投票するわけではない
……つながりの最も多い政治家は誰だ?
政治的影響のネットワーク構造
活動はインターネットへ
第7章 人間が持って生まれたもの
太古から結ばれた絆
協力関係につながりが果たす驚くべき役割
……双子に学ぶ
ネットワークは遺伝子のなかにもある
……友人を何人持てるか?
……
第8章 おびただしいつながり
仮想世界の現実的行動
……まあ、すてきなアバターですね
……シックスディグリーズからフェイスブックへ
大量に、そして受動的に
友人が多すぎる?
リアリティーとウィキアリティー
干し草の山から針を探し出す
……
第9章 全体は偉大なり
人間の超個体
あなたのものでもないし、私のものでもない
善意の広がり
持てる者と持たざる者——社会的ネットワーク格差
……
■著者インタビュー
「あなたの幸福の要因の一つは友人の幸福であるということだ。単に友人の幸福ではなく、友人の友人の幸福が影響していると言っているだけだ。」
「ネットワークが自分にどれくらいためになるかばかりを考えるのではなく、あなた自身がいかにネットワークのためになるかを考えるのが一番良いのだ。」
——著書のテーマである「ソーシャル(社会的)ネットワーク」とは何か、分かりやすく説明してほしい。
こう考えると分かりやすいだろう。一人の男性の妻には友人がいて、その友人には夫がいて、その夫には同僚がいて、さらにその同僚には兄弟がいて、兄弟には友人がいる。人びとはそうした広大な社会的ネットワークでつながっている。
ここで大事なことは、社会的影響は知っている人のところで止まるわけではないということだ。あなたが友人に影響を与え、その友人がさらに友人にその影響を"伝染"したとすれば、われわれは人生で一度も会ったことのない人たちに影響を与えていることになる。
今回、ジェイムズ(『つながり』共著者のジェイムズ・ファウラー
カリフォルニア大学サンディエゴ校政治学科教授)と書いたことはまさにそうした社会的ネットワークが持つ驚くべき力についてだ。
——どのような発見があったか。
実は、この分野の研究は100年以上前から行われており、人が他人に影響されることは分かっている。ただ過去の研究対象は数人単位から多くとも数十人単位の社会的ネットワークにとどまっていた。一方、今回われわれが興味を抱いたのは、数千人、数万人、数百万人単位の社会的ネットワークだ。規模からして、新しい発見だらけだったと言える。
特に驚かされたのは、特定の種類の音楽が好きといった好みだけではなく、広大な社会的ネットワークを通じて人が直接付き合いのない他人から体重や感情まで影響を受けることだった。友人の友人の友人の体重が増えると、その人の体重も増える——、友人の友人の友人がタバコをやめると、その人もいつのまにか禁煙している——といったことが実際に確認できた。投票活動でも、ある人の投票が友人の友人の投票に影響を受けているケースもあった。
社会的ネットワークは、知れば知るほど、複数の個体から形成されていながら、1つの個体であるかのように存在し機能する"超個体"だったのだ。感情、肥満、幸福、不幸、怒り、笑いといったさまざま事象がそのネットワークの中を伝播する。
友人はある程度選べるが、その友人の友人は自分で選べないことを考えると、興味深い結果ではないか。
——どうやって定量的に分析したのか。
それはもう大変だった(笑)。社会的ネットワークの力を研究するためには、社会的ネットワークの大量の実例が必要だったが、それは自分たちでかき集めるしかなかった。
前述した友人のネットワークもあれば、大家族のネットワークもあるし、同僚のネットワークもある。またそれらをすべて含むネットワークもある。線でつなぎ絵に描こうとすれば、それらはさまざまな方向に枝分かれして複雑に入り組んだかたちになる。
さらに、社会的ネットワークの力を分析するには、ある事象の影響が時間の経過とともにネットワーク内にどのように波及していったのか、ネットワークに属する個々人に関する具体的な情報も必要だった。分かりやすく言えば、社会的ネットワークのスナップショットではなく、映画が必要だったのだ。さもなければ、友人の友人の友人が太ると、自分が太るといったデータは検証できない。
ちなみに、研究費はNIH(National Institutes of Health、国立衛生研究所)の一つであるNIA(National
Institute on Aging、国立老化研究所)からもらった。5年間で100万ドルほど使ってデータをかき集めた。そして、さまざまな分野の分析手法を用いて、社会的影響の伝染の経緯を研究した。
——社会的ネットワーク内を流れる事象に、肥満や幸福を選んだ理由は?
肥満、喫煙、飲酒は公衆衛生上の重要性から選んだ。たとえば、日本人が特にそうだが、飲酒は非常に社会的な行為であり、ある人が飲むかどうか、またその人が実際にどれくらい飲むかどうかは周囲の人に強く影響される。
イギリスでは今binge drinking(飲み騒ぐこと、一気飲み)が深刻な社会問題になっている。大人数のグループになると飲みすぎる。ただ、われわれが関心を持ったのは、同じ場所にいる人が飲むのを見て影響を受け、自分が飲むということではなく、その場で一緒に飲んでいない友人の友人の友人の飲み具合によって、自分がどれくらい影響を受けるかということだ。そして、われわれは影響を確認できた。
さらに、離婚、幸福、寂しさ、憂鬱、利他主義、睡眠行動、薬物使用などについてもデータを収集した。
——幸福は、不幸よりも伝染しやすい?
ジェームスと私はいろいろな賭けをしたが、これだけはジェームスが勝った。研究を始める前までは、私は不幸が幸福よりも速く伝染すると思っていた。というのも、人間が他人とのつながりを求めるのは、より効率的に世界と向き合うためであり、悪いニュースの広がりは、その"進化的な適応"という目的に適っていると想定していたからだ。だが結局、私は間違っていた。
——何を見落としていたのか。
マイナスの感情の大きな目的が、情報を伝達することであるのに対して、プラスの感情のそれはグループの団結機能にあるということだ。たとえば、私はトラをみると恐怖を感じる。あなたはトラを見ていなくても、私を見て、真似をする。それは、集団生活の円滑化に一役買うが、グループのつながりを強めるものではない。一方、幸福や愛というのは、グループを団結させる感情なのだ。
ちなみに、恐怖や不幸、怒り、あるいは幸福を感じたりすることは、人間が他の動物に対して持つ進化上のアドバンテージだ。人間は単に感情を顔に出すだけではなく、その表情を読み取り、真似をすることができる。私がある感情の状態になると、あなたはそれを受け入れる。すなわち、われわれは感情を個体の心理状態ではなく、社会学的な実体として理解すべきなのだ。前述したとおり、感情は個々の存在ではなく、集団的な存在でもあるということだ。
——ある社会的ネットワークの中心にいる人が非常に幸福だとすると、周囲の人も幸福を感じるということか。
決定力があるものではない。あなたの幸福の唯一の要因が、あなたの友人の幸福だと言っているのではない。それは間違いだ。われわれが言っているのは、あなたの幸福の要因の一つは友人の幸福であるということだ。単に友人の幸福ではなく、友人の友人の幸福が影響していると言っているだけだ。
今ここで話しているネットワークは、フェイスブックのようなデジタルネットワークではなく、実際のネットワークだ。人類が何十万年も作ってきたネットワークだ。オンラインネットワークにはオフライン(実社会)のネットワークと共通する部分もあるが、異なる部分もある。
——どんな違いがあるのか?
4つの大きな違いがある。一つ目はenormity(影響力の大きさ)だ。これはソーシャルインタラクション(社会的相互作用)の大きさを指す。あなたが属す社会的ネットワークの大きさは、オンライン上では何千人にもなる可能性がある。
二つ目はcommunality(共有性)で、これは他人と協力する能力だ。オンラインの世界は、オフラインの世界に比べて、基本的に共有性を実現しやすい。たとえば、ウィキペディアは、現実の世界では組織立てるのが非常に難しい方法で、多くの人の貢献を引き出している。
三つ目のspecificity(特異性)は個人を探し、見つけ出す能力だ。たとえば、日本の小さな漁村に住んでいれば、特定の資質や能力を持つ人を探すことは非常に難しいだろう。口コミに頼らなければならない。しかし、今もし沖縄で陶器の作り手を見つけたければ、ネットを使って数分で見つけることができる。300年前であれば、これは非常に難しいことだった。
四つ目はvirtuality(バーチュアル性)で、オンラインでは、現実の世界では非常に実行するのが難しいアイデンティティを持つことが可能だ。たとえば、男性が女性のアバター(仮想空間における自分の分身)を持つこともできる。
——つまり、オンラインのほうが影響を広げる力は強いのではないか。
こう答えよう。われわれが発見したことは、オンラインでつながっているからといって、人は誰からも影響を受けるわけではないということだ。それは同じ町に住む人なら影響を受けるかというとそうでないのと同じだ。フェイスブックの友達が何千人いたとしても、彼らの行動とか好みに影響を受けるかと言ったら別の話だろう。
しかし、その中でもオンライン上の友人で現実の友人でもある人、オンライン上の友人であったが、現実の友人になった人は、実際にあなたに影響を与える傾向がある。
本の中で「自殺」を取り上げているが、日本では他人同士が集まって集団自殺してしまうことがあると聞く。この現象はspecificity(特異性)を示している。
自殺したいとき、自殺したいと思っている他の人を探そうとする。それはまた悲しいことにcommunalityも示している。集まると、悪い行動が強化される。こういう人たちは他人同士であることがときどきある。また、ときには集まってからお互いのことを知るようになって、そういう行動が強化される場合もある。こういう場合、オンラインの友人が現実の友人になる。もちろんこれは日本だけの問題ではない。アメリカにも自殺クラブはある。
——(自殺のような)マイナスの感情のほうがプラスの感情よりも伝播力がやはり強いということではないか。
オフラインの現実社会のネットワークの場合は違う。愛や利他主義や幸福などの好ましい特性の方が、不幸や暴力、虚報よりもはるかに広がるのが速い。つまり、つながりのある生活は損害よりも恩恵のほうを多くもたらしてくれるのだ。
——日本は"つながり"が希薄だから、孤独死が増えている?
それは、日本だけの問題ではない。
正確な比率は覚えていないが、イギリスにはクリスマスを一人で過ごす人が100〜200万人いるという研究結果がある。本の中にも書いたが、アメリカ人の5%は、友人がいない。この孤立の問題はフランス、イギリス、アメリカ、日本などあちこちにある。国によってかたちは異なるが、一般的な問題だ。この社会上の孤立は死のリスクになる。孤立すると、死期が早まる。
——では、われわれは社会的ネットワークをどう人生に活かしていけばいいのか。それはある程度コントロールできるようなものなのか。
社会的ネットワークの中での自分のポジショニングについては自助努力でかなりコントロールできるが、それ以外の部分では部分的なコントロールしかできないことをまず自覚すべきだ。
もちろん、あなたの友人が犯罪人であれば、彼との関係を切ることは恐らくいいアイデアだろう。しかし、前述したように、人とのつながりを持つことは、基本的に損害よりも恩恵のほうをより多くもたらしてくれることが分かっている。意図的に自分の社会的ネットワークを作っていくことはあまりうまくいかないだろう。
また、禁煙するとか、減量するとか、少しでも幸せになろうとするとか、自分自身の人生にプラスの変化をあなたがすれば、それは自分の友人だけではなく、その友人の友人にまで影響を与えるという視点も大切だ。何十人というレベルではなく、何千人、何万人というレベルにまで影響を与える可能性があるということだ。
かつてジョン・F・ケネディは"Ask not what your country can do for you; ask what you
can do for your country."と言った。同じことは社会的ネットワークにも言える。
つまり、ネットワークが自分にどれくらいためになるかばかりを考えるのではなく、あなた自身がいかにネットワークのためになるかを考えるのが一番良いのだ。
朝日新聞2010.10.1夕刊
「まねぶ」から美術家へ 森村泰昌さん、習作展を書籍化
2010年10月1日
「"ゴッホ"以後のシリーズが、僕の色々な試行錯誤を解消させた面はある」と語る森村泰昌さん=大阪市内
美術家の森村泰昌さんは今年、趣向の異なる二つの個展を開いた。一つは、20世紀の著名人に扮した「なにものかへのレクイエム」。世界に知られるセルフポートレートシリーズの"回顧"展だ。もう一つは、自身の無名時代の習作を、影響を受けた美術作品と並べて展示した「まねぶ美術史」。森村さんは展示内容を書籍化することにこだわった。そのわけは——。
「デッサンを見てほしい。(略)高校1年D組だった私が描いたはじめての石膏(せっこう)デッサンだ。もののみごとにへたくそだと思わないか」
これは『まねぶ美術史』(赤々舎)の冒頭に森村さんが著した言葉だ。文の横には石膏(せっこう)像のデッサン。1967年、少年時代の作品である。
ページをめくると、青ペンによる抽象画がワシリー・カンディンスキーの作品「小さな世界IX」(1922年)と並んで掲載され、さらに鉛筆で描かれた抽象画がパウル・クレーの作品「綱渡り」(23年)と並んで掲載されている。
これらは今夏、高松市美術館で開催され、来年以降に広島県福山市や岩手県などに巡回する同名の個展の内容そのままだ。森村さんの過去の習作や未公開作品と美術館のコレクション計約120点を展示した。ちなみに「まねぶ」は「まねる」「まなぶ」の語源となった言葉である。
「肖像(ファン・ゴッホ)」(85年)を発表し、擬態する美術家モリムラとして飛躍する以前の個人史の数々。「お茶屋の息子の僕には芸術的な環境が何もなかった。例えば本を開いたときとかにぽつんと情報が入ってきて、そのたびに『こんなもんがあるのか』と驚いて自分のオリジナリティーを追求した」
数千点におよぶ習作のほとんどを、森村さんは自宅に保管していた。それらを「気になってちらちらと眺めていた」ところから、「まねぶ美術史」を思い付いた。「当時の表現との出会いとか衝撃は、非常に純粋なものでした。最近、あの衝撃がとても大事に思えてきたんです。試行錯誤しながら一巡して、原点に戻った感覚ですね」
芸術のプロジェクト化が進み、大がかりになったことも気がかりだった。「僕の『レクイエム』も結構な規模。ただその一方で、表現は本来的には個人的なものなんやけど、という思いもあって」
書籍化はそんな思いの結晶でもある。だから40余年前のデッサンを表紙に載せた。「間違いなく美大落ちるでという、へたくそな絵です。僕はそんな出発をしたわけで、そこから出発できるということでもある」(浜田奈美)