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2013年3月27日水曜日

周囲と打ち解けられない生徒を「障害」、同級生とけんかした生徒を「反社会」などと分類

生徒が持ち出す…札幌の中学、個人情報120人分流出

 札幌市の市立中学校で今月、いじめにあった生徒や反抗的な生徒など、1年生約120人分の個人情報が書かれた内部資料を生徒が校内で見つけ、持ち出していたことが22日分かった。札幌市教育委員会によると、持ち出した生徒を含め、少なくとも10人が資料を見たという。中学校は21日、1年生の保護者に説明し、謝罪した。

 市教委によると、資料はクラス編成のために1月末に学年主任が作成。いじめのほか、欠席の多い生徒や配慮が必要な生徒らの姓が記載され、クラス担任の教師4人にも渡していた。

 今月7日、1年の女子生徒4人が、校内の教材置き場の部屋に担任が置いていた卒業式の資料を取りに行き、この中に個人情報の資料が交じっているのを見つけた。1人が家に持ち帰り、女子生徒の母親が翌日、学校に連絡した。いずれかの時点で、コピーを取るなどして他の生徒が見たという。

 こうした資料は職員室から出さないことになっており、市教委は「学校の資料管理が甘かった」としている。

[ 2013年3月22日 20:17 ]

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問題行動の生徒名流出 札幌の中学 1年女子持ち出す (03/22 17:00)

札幌市内の市立中学校で3月7日、中学2年の学級編成で使用する非公開の内部文書が、同中の中学1年の女子生徒(13)に持ち出されていたことが22日分かった。文書には、問題行動やいじめなどに関する生徒の個人情報が記され、文書は持ち出した生徒を含め、生徒10人が閲覧していた。市教委によると、女子生徒の保護者が同中に連絡して発覚し、同中は21日までに経緯と文書管理の不徹底について保護者に説明、陳謝したという。<北海道新聞3月22日夕刊掲載>

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けんかした生徒を「反社会」と表現 札幌の中学で文書流出
(03/23 10:18)

 札幌市内の市立中学校から今春の2年生の学級編成で使う内部文書が流出した問題で、文書に記された生徒を特徴づける
項目に「障害」や「反社会」という言葉が使われていたことが22日、分かった。これらの表現は以前から使っているとい
う。市教委は項目の表現に問題があるとして、他校にも同様の例がないか調べるとしている。

 この中学校や市教委によると、文書には複数の項目ごとに生徒名を記載。新2年生は百数十人で、文書に名前が記された
生徒は延べ100人という。

 「障害」の項目では、落ち着きがなかったり周囲とうち解けられなかったりする生徒や、いじめに遭っている恐れがある
生徒の氏名20人分を記載。「反社会」の項目では、同級生とけんかした生徒の名前を記していた。

<北海道新聞3月23日朝刊掲載>

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札幌中学内部文書流出 教師側、紛失に丸2日気付かず

(03/25 14:11)

 札幌市内の市立中学校で3月上旬、学級編成で使う内部文書が流出した問題で、教師が文書を生徒に誤って渡していたほか、丸2日間にわたり紛失に気付いていなかったことも札幌市教委などへの取材でわかった。

 流出した文書は、新年度からのクラス替えの基礎資料にするため、いくつかの項目を設け、生徒を振り分けていた。

 市教委によると、3月6日、美術教師が校内で中学1年の女子生徒に対し、問題の文書が挟まっていると知らず、卒業式の関連行事に使う資料などと一緒に誤って渡していた。

 女子生徒は直後に文書に気付いて扱いに困り、校内の図書準備室に文書を置き帰宅。7日に登校した際も文書がそのまま置いてあったことから、保護者と相談するために自宅に持ち帰り、8日に別の保護者が学校へ通報した。文書が無くなった2日間、紛失に気付いた教師はいなかった。

 市教委は当初、取材に対して文書流出の理由を「女子生徒が持ち帰ったため」と説明していたが、実際は、学校側の管理のずさんさが原因だった。市教委は今後、各学校に対して学級編成用の文書管理徹底を周知する。
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文科相「常識を逸脱」 札幌の中学内部文書に「反社会」

(03/26 17:00)

 札幌の市立中学校で、いじめに遭っている疑いのある生徒名など個人情報が書かれた内部文書が流出した問題で、下村博文文部科学相は26日の閣議後の記者会見で、「大変遺憾。札幌市教委の報告を聞いた上で、必要があれば文科省として指導していく」と述べた。

 札幌市教委などによると、内部文書は学級編成のためのもので、周囲と打ち解けられない生徒を「障害」、同級生とけんかした生徒を「反社会」などと分類していた。下村文科相は、この記載について、「教育現場として常識を逸脱した、人権問題にもかかわるような表現だったのではないか」と批判し、市教委などに適切な対応を求めた。
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札幌の中学で生徒を「障害系」「反社会大」と表現

 札幌市立中で今月、生徒の性格などを記載した内部資料が持ち出された問題で、市教育委員会は26日、資料では、いじめに遭いやすい生徒のことを「障害系」と表現していたほか「反社会大」「超低学力」などの記載もあったと明らかにした。

 市教委によると「障害系」は周囲になじめず、いじめられやすいという意味。「反社会大」は反抗的で、問題のある行動をする生徒を指す。「クレーム系保護者対応苦慮」との表現もあったという。

[ 2013年3月27日 06:00 ]
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生徒を「反社会」「障害」と分類文書、誤配布

読売新聞 3月27日(水)10時27分配信・最終更新

 札幌市東区の市立中学校で7日、生徒の個人情報が載る新年度のクラス編制用の内部文書を、他の書類に紛れたまま教員が誤って生徒に渡していたことが分かり、市教育委員会は26日、市内で開いた新年度の教育方針説明会で、全ての市立小中高校、特別支援学校長と幼稚園長に対し、文書管理の徹底を指示した。

 市教委によると、この文書は、けんかをした生徒を「反社会」、周囲とうち解けられない生徒を「障害」などと分類して記載していた。教員から受け取った生徒を通じ、同級生や保護者ら十数人が読んだという。説明会で、池上修次・市教委指導担当部長は表現を不適切と指摘し、「内部文書とはいえ、誤解を与えないよう適切に表現すべきだ」と注意した。
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