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2010年3月12日金曜日

柴田翔の卒業論文は「カフカの初期短編」を扱っている

『カフカセレクション2』がでましたが
お読みになりましたでしょうか?
柴田翔の作品読解はやっぱり古めかしいなとおもいつつ
卒業論文が「カフカの初期短編」だというのには興味津々

エリザベート・ド・フォントネ著/「動物たちの沈黙」/谷昌親(早稲田大学教授)/彩流社

エリザベート・ド・フォントネ著/「動物たちの沈黙」/谷昌親(早稲田大学教授)/彩流社
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1338-3.html

《動物性》という観点から、約2500年にもわたる西洋思想史の断面を見事に切り取ってみせた大著
著者はフランスの哲学者で、古代哲学にも通じている。ユダヤ問題にも関心があるよう。
この本の基本コンセプトは、ハイデッガーの「動物」議論に対する反駁のようです

『カフカセレクション3』は、ジュンク堂新宿店でバカ売れしてました
あれを読むと、やっぱり動物物語って「寓話」なんだなあ
という思いを強くします

YouTube - Franz Kafka -- Gibs auf

YouTube - Franz Kafka -- Gibs auf
Ein Film zur Parabel "Gibs auf" von Franz Kafka. Pr... Ein Film zur Parabel
" Gibs auf" von Franz Kafka. Presented by Wa*** Lit*** Studios Florian
Keller & Roland Werning. Category: Entertainment ...
<http://www.youtube.com/watch?v=vUTTr5jZlS8>

『歌姫ヨゼフィーネ、あるいはネズミの一族』小話

『カフカセレクション3』が出て、訳者浅井氏が
『歌姫ヨゼフィーネ、あるいはネズミの一族』をあとがきで絶賛していました

2009年1月5日?の朝日新聞朝刊にて
作家の桐野夏生と分子生物学者の福岡伸一さんが対談していました
桐野の『東京島』という、女1人、男30余人の島の話で
「女がいると秩序が乱れるからと異物を抹殺しようとする男社会の怖さ」を描いた
という作家に対し、「女性が一人で男性が多数というのは、オスにとって自分の存在意義が非常に不安定になる」
と福岡さんが言っています

これは、カフカ『ヨゼフィーネ』と照らし合わせると
おもしろい話ですね

『変身』のザムザは『ボケ倒し芸人』か

「ネタになる」名作文学33—学校では教えない大人の読み方 (ピンポイント選書)所収
# 単行本: 118ページ
# 出版社: プレジデント社 (2008/09)
# ISBN-10: 4833418843
# ISBN-13: 978-4833418843
# 発売日: 2008/09
# 商品の寸法: 19.2 x 11.8 x 2 cm

ドイツ・カフカ協会主催国際会議 "Kafka Interkulturell" (20.- 23. Juli 2009)

2009年7月20-23日の間、
ドイツ Marburg 近郊の Rauischholzhausen 城で開かれました

こちらをご覧ください
http://www.kafka-gesellschaft.de/pageID_6925228

Tagung Kafka Interkulturell

vom 20.-23. Juli 2009, organisiert durch die

Deutsche Kafka-Gesellschaft e.V. und das Gießener Graduiertenzentrum
der Kulturwissenschaften (GGK)

Tagungsprogramm

(Flyer)


Montag, 20. Juli 2009

10:00 Uhr Mitgliederversammlung der Deutschen Kafka-Gesellschaft e.V.

Einladung zur Mitgliederversammlung (pdf)
Anreise der Teilnehmer bis ca. 13:00 Uhr

12:30 Uhr Mittagessen

14:30 Uhr Begrüßung
durch die Vorsitzende der Deutschen Kafka-Gesellschaft e.V., Nadine Chmura

Sektion Intertextualität

15:15 – 17:30 Uhr
Christian Wiebe
„Beim Bau eines kafkaesken Textes. Überlegungen zu Situierbarkeit und
Verfremdung"

Natasha Gordinsky
„Kafka in Israel: Über die Dichtung von Israel Pinkas"
Karin Mantel
„Marie Redonnet, Silsie – Postmoderne réécriture von Kafkas Schloss?"


Dienstag, 21. Juli 2009

Sektion Komparatistik

09:30 - 11:45 Uhr
Anna Castelli
„‚Maxens topographischer Instinkt, mein Verlorensein': Kafka zwischen
Reisen und Schreiben"

Seiji Hattori
„Kafkas ‚visual turn'? Ein Versuch poetologisch-‚postkolonialer'
Lektüre des japanischen Ukiyoe-Motivs in Kafkas Beschreibung eines
Kampfes"

Hansjörg Bay (entfällt)
„Transkulturelle Stockungen. Verhaftung und Verwandlung bei Kafka und Tawada"

14:00 Uhr - 15:30 Uhr
Rachel Kafui Alinyoh
Gewalt als Schreibweise. Eine vergleichende Untersuchung zu Kafka und
afrikanischen Schriftstellern

Stephan Freißmann (entfällt)
„Anxiety of Influence? Kafkas Verwandlung, Foers Extremely Loud and
Incredibly Close und die Realitätsillusion"


Sektion Rezeption

Jean-Pierre Palmier
„Interkulturelle Hermeneutik: Zur Bedeutung von Borges' emotionaler
Kafka-Lektüre"

Jeong-Seung Paek
„Könnte sich Kafkas Motiv der Verwandlung verwandeln?"

Bernd Fischer
„Braucht Herkunft Zukunft? Zur transkulturellen Dynamik in Kafkas Amerika"


Mittwoch, 22. Juli 2009

Sektion Transkulturalität

9:00 - 10:30 Uhr

Robert Lemon
„Continental Drift: Orientalism, Anthropological Scepticism, and
Self-Critique in Kafka's Chinese Stories"

Yeon-Soo Kim
„Kafkas literarisches Spiel mit dem europäischen Orientalismus –
Analyse zu den China-Bildern in der Erzählung Beim Bau der
Chinesischen Mauer"

10:45 - 13:00 Uhr

Timm Reimers
„Zur interkulturellen Konstruktion von Kafkas Amerika-Bild"

Wilko Steffens
„Das Schloß als ‚Contact Zone': Inszenierte Naivität und
Ethnozentrismus in Kafkas letztem Romanfragment"

Özlem Firtina
„Interkulturelle Bezüge in Kafkas Die Aeroplane in Brescia"


Sektion Ästhetik

14:00 - 15:30 Uhr
Harald Neumeyer
„Raumzeit Amerika. Überlegungen zu Franz Kafkas Der Verschollene"

Evelyn Dueck
„Übersetzungskulturen – Die französischen Übersetzungen von Kafkas Der
Proceß als interkulturelle Textlandschaften. Unter besonderer
Berücksichtigung der Neuübersetzung von Axel Nesme (2001)"

16:00 - 17:30 Uhr

Marta Famula
„‚F. ist in einem Labyrint, er wird wohl kaum mehr herauskommen.' –
Mythologische und alttestamentarische Metaphern des Scheiterns in den
Texten Franz Kafkas, Friedrich Dürrenmatts und Jorge Luis Borges'"

Christoph Steier

„Der gestrichene Exot. Zur ‚tropischen Fülle' einer verworfenen
Ergänzung von Kafkas Ein Hungerkünstler"


Donnerstag, 23. Juli 2009

Sektion Autorschaft

09:00 Uhr - 11:15 Uhr

Gabriele von Bassermann-Jordan
„Franz Kafka, Kafka als Autor und das Tschechische"

Rebecca Schuman
„Die Macht des Schmutzes: Die ‚Semantisierung' des Armseligen in Kafkas Werken"

Young-Ryong Kim
„Der Labyrinthgänger in der Wüste. F. Kafkas autobiographisches
Schreiben und die Ästhetik des Zögerns"

Sektion Grenze

11:30 Uhr – 13:00 Uhr
Steffen Hannig
„Invasion und Rituale des Empfangs. Begegnung mit Grenzgängern bei
Kafka im Zeichen des Dionysos"
Michael Mayer
„‚Araber' und ‚Nomaden' – Aspekte der Kulturbegegnung in Franz Kafkas Kurzprosa"


13:00 Uhr Abschlussdiskussion

カフカ『変身』をMOMENTSが公演

カフカ『変身』をMOMENTSが公演
CINRA.NET(シンラドットネット)
本公演の原作はフランツ・カフカの『変身』。2006年に
上演し、好評を博したTHEATRE
MOMENTS版『ヘ・ン・シ・ン』を、よりダイナミックに、
また現代性を持たせて ...
<http://www.cinra.net/news/2009/04/16/234426.php>

『中東欧音楽の回路 ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』

岩波書店 伊東信宏著 価格:¥3,045
■体裁=A5判・上製・カバー・232頁
■定価 3,045円(本体 2,900円 + 税5%)
■2009年3月27日
■ISBN978-4-00-023855-7 C0073

なつかしくエキゾチックな音楽には何が秘められているか.東欧ユダヤ民族のクレズマー,ロマのヴァイオリンやブラスバンド,ブルガリアのポップス.さらにはコダーイやバルトーク,リゲティの響き──「西欧」外のヨーロッパ音楽の歴史文化的背景を,シャガールやクンデラの作品をも糸口に読み拓く試み.参考音源
CD付

書評掲載案内
レコード芸術 2010年3月号
日本経済新聞(朝刊) 2009年5月17日
読売新聞(朝刊) 2009年5月10日:評者 片山杜秀(音楽評論家・日本思想史研究者)
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20090511bk02.htm

受賞のお知らせ
第31回サントリー学芸賞〔芸術・文学部門〕(2009年)

29. 憂鬱な出勤日、営業マンは虫になる。 フランツ・カフカ『変身』

【毎日が日直。「働く大人」の文学ガイド】
29. 憂鬱な出勤日、営業マンは虫になる。 フランツ・カフカ『変身』
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_40429_455050_164

カフカ『訴訟(審判)』の戯曲化

論題 上演台本『審判』 (特集 演技をしているのは誰か?) -- (演技する表象)
著者 フランツ カフカ ; 池内 紀 ; 松本 修(マツモト オサム)

請求記号 Z71-V291
雑誌名 SPT
エス・ピー・ティー
出版者・編者 せたがや文化財団・世田谷パブリックシアター
巻号・年月日 (4) [2007.12]
ページ 138〜189

本文の言語コード jpn: 日本語
記事種別コード 4: 特集
雑誌記事ID 735886218

カフカ『失踪者(アメリカ)』の戯曲化

論題 戯曲 アメリカ
著者 松本 修 ; フランツ カフカ

請求記号 Z11-114
雑誌名 悲劇喜劇
出版者・編者 早川書房
巻号・年月日 54(7) (通号 609) [2001.7]
ページ 97〜118,127〜174

ISSN 1342-5404
本文の言語コード jpn: 日本語
雑誌記事ID 462438400

『恩返し』『初めての悩み』『羊猫』の3短編を絵本化『カフカの絵本』

ある男が家に帰ると、部屋の中に巨大な卵があった。
その卵からヒナが飛び出し、男はコウノトリと思い、育て始める。「大きくなったら、私を背中に乗せて、
南の国へ連れて行け」と。この『恩返し』をはじめ、『初めての悩み』『羊猫』の3短編を絵本化しました。
カフカの不思議な世界は一見難解ですが、絶大なファン層もいます。成長期にある青少年がカフカ入門のきっかけになればと思います。
『ダレン・シャン』『デモナータ』のイラストで人気を博す田口智子氏がカフカ世界を魅力的に表現しました。

# 単行本: 48ページ
# 出版社: 小学館 (2009/2/26)
# ISBN-10: 4097263226
# ISBN-13: 978-4097263227
# 発売日: 2009/2/26
# 商品の寸法: 26 x 18.2 x 1.4 cm

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%AB%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E7%94%B0%E5%8F%A3-%E6%99%BA%E5%AD%90/dp/4097263226

ドイツ語圏のユダヤ系雑誌 全文閲覧可能なサイト

海外から雑誌を取り寄せなくても、webで閲覧できます

『東と西』誌や『ユダヤ人』誌、他にも見たこともない
 ユダヤ系雑誌が満載です。
 しかも、かなり操作しやすいサイトです(プリント
 アウトしても字がつぶれません)。
http://www.compactmemory.de/

雑誌記事『世田谷カフカ〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜』

BEST STAGE 2009年9月号

月刊誌
出版社名 USEN
発売日 2009年7月27日
雑誌JAN 4910080090999
雑誌コード 08009-09
税込価格 840円

新生『PLAYZONE』開幕! 最新インタビュー&ステージリポート
『PLAYZONE2009 太陽からの手紙』北山宏光×藤ヶ谷太輔×玉森裕太【Kis-My-Ft2】
『関西ジャニーズJr. 大阪松竹座 夏特別公演』中間淳太×桐山照史
The Musical『AIDA アイーダ』安蘭けい
『怪談 牡丹燈籠』瑛太
『コースト・オブ・ユートピア −ユートピアの岸へ』阿部寛
『ブラッド・ブラザーズ』武田真治×藤岡正明
TEAM NACS SOLO PROJECT『ライトフライト〜帰りたい奴ら〜』戸次重幸
『印獣』生瀬勝久×池田成志×古田新太
『ザ・ダイバー』野田秀樹×北村有起哉
『世田谷カフカ〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜』
ケラリーノ・サンドロヴィッチ×三宅弘城×村岡希美×植木夏十
『俺たちは天使だ! NO ANGEL NO LUCK 〜地球滅亡30分前!』
渋江譲二×鎌苅健太×藤田玲×山本匠馬
ミュージカル『テニスの王子様』The Final Match 立海 First feat. 四天宝寺
高橋龍輝×馬場良馬×増田俊樹×大河元気
ミュージカル『レ・ミゼラブル』ファン感謝デーイベントリポート

「世田谷カフカ」 〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜

劇のご紹介です

ナイロン100℃公演
NYLON100℃ 34th SESSION「世田谷カフカ」〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜
脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:三宅弘城、村岡希美、植木夏十、長田奈麻、廣川三憲、新谷真弓、安澤千草、藤田秀世、皆戸麻衣、喜安浩平、吉増裕士
杉山薫、眼鏡太郎、廻飛雄、柚木幹斗/猪岐英人、水野顕子、菊地明香、白石遥、野部友視、田村健太郎、斉木茉奈、田仲祐希、伊与顕二、森田完
中村靖日、横町慶子
日程:2009年9月28日(月)〜10月12日(月・祝)
劇場:下北沢 本多劇場
お問合わせ:キューブ 03-5485-8886(平日12:00〜18:00)
http://www.sillywalk.com/nylon/info.html

カフカという地名!@日本

北海道礼文島
http://www.kafuka.or.jp/

地元の方の発音は「かぶか」なんだそうです

漫画『変身』と新訳『訴訟』

桜壱バーゲン『変身』
http://www.futabasha.co.jp/magazine/action_zero/arasuji_henshin.html

『訴訟』 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-2)
カフカ (著), 丘沢 静也 (翻訳)

漫画の方は、エロギャグ漫画家の作品ということで
それらしい作品ではありますが
でもカフカの作品自体にもエロっぽいギャグ?はあるので
よくできた漫画だと思いました
今までみた『変身』翻案ものの中ではかなり上位です

『訴訟』は、史的批判版からの訳です
日本はほんとに翻訳大国ですね

中島敦のカフカ受容

独文学会
●中島敦の独乙語の時間(N. Yamamuro)[J]
http://www.jgg.jp/modules/kolumne/details.php?bid=65

明星聖子女史のカフカ論

インタビュー記事をご紹介します

・特集「グーテンベルグからグーグルへ」訳者インタビュー(上)
〔[本]のメルマガ vol.373 - 2009年10月25日〕
http://back.honmaga.net/?eid=903004

カフカ遺稿の行方

Disputed Kafka estate may belong to Israel National Library
Ha'aretz
Esther Hoffe died two years ago. Brod's estate executor, attorney Ehud Sol,
... discover a recent testimony by a noted German Kafka scholar to this
effect. ...
<http://www.haaretz.com/hasen/spages/1143606.html>

In Israel, a tangled battle over the papers of Franz Kafka
Washington Post
"Whether or not there is any original Kafka material, there is material
that will shed ... Now that Esther Hoffe is dead, the state has intervened
again. ...
<http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/05/AR201...>

Europeanaの新プロジェクト「都市のユダヤ人」

Europeanaの新プロジェクト2件のテーマは「都市のユダヤ人」と「ヨーロッパのテレビ」
カレントアウェアネス-R chojo
欧州デジタル図書館"Europeana"が2011年初めを目指して、新しいプロジェクトを2件開始する予定だということです。この2件のプロジェクトのテーマはそれぞれ、「ヨーロッパの都市化に対するユダヤ人の貢献」と「ヨーロッパのテレビにおける象徴的瞬間」だということです。前者では、書籍、新聞、切り抜きなどから数百万ページ、写真1万枚、葉書1,500枚、聴覚資料7,150点がデジタル化されるということです。これらの資料は、ヨーロッパ7か国の文化機関から集められる予定です。後者では、Europeanaと提携している18機関から集めた、3万カットがデジタル化されます。

New Projects Launched: JUDAICA Europeana and EUscreen
(Europeanaのプレスリリース)
http://app.e2ma.net/campaign/1403149.e9007495d248c561c7d2027e619cba2e

EC funds Jewish museums to go digital - THE JC.com 2010/2/9付けの記事
http://www.thejc.com/news/world-news/26970/ec-funds-jewish-museums-go...

「クレズマー」(東欧ユダヤ人の音楽)について、大阪と東京でシンポジウム

2010年1月15日

クレズマー・シンポジウム 東欧ユダヤ人の音楽への招待

主催:ストロームさん・シュウォーツさんを招聘する会

連絡先:松山大学 黒田研究室(電話: 089-926-7783 Email: kuroda{at}cc.matsuyama-u.ac.jp)

アメリカから専門家2人をお招きして、「クレズマー」(東欧ユダヤ人の音楽)について、大阪と東京でシンポジウムを行ないます。ご関心のある方のご来場をお待ちしています(全日程無料)。なお5日のワークショップへの参加、6日のコンサートで一緒に演奏することをご希望の方は、事前に黒田研究室までメールでご連絡ください。

■大阪セッション■

大阪大学 21世紀壊徳堂 阪急電車宝塚線「石橋」駅(特急・急行停車)下車 徒歩約15分

http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/30a230af30bb30b9/

■3月5日金

16時〜17時30分 クレズマー・ワークショップ(翌日のためのリハーサルを兼ねる)

18時〜20時 17時半開場 「クレズマー集中討議」(「コンフリクトの人文学」セミナー 通訳なし(コメンテイター:大阪大学・伊東信宏さん))

■3月6日土

13時半開場 14時〜16時 一般向けレクチャー・コンサート 部分通訳のみ(ゲスト:樋上千寿さん(オルケステル・ドレイデル)、他)

■東京セッション■

立教大学太刀川記念館3階多目的ホール 池袋駅西口 徒歩7分 立教大学キャンパス内

http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/facilities/tachikawa_hall/

■3月8日月

17時30分開場 18時〜20時 「東京クレズマー・ナイト」 一般向けレクチャー+コンサート 通訳あり

■招待講師のプロフィール■

イェール・ストローム(Yale Strom)氏

 現在の正式の肩書きはサン・ディエゴ州立大学のアーティスト・イン・レジデンス。東欧ユダヤ人とその音楽について、すでに1980年代からフリーのライターとして著書を出版し、次のタイトルはクレズマー音楽について書かれた、スタンダードになる研究書である。

"The Book of Klezmer: The History, The Music, The Folklore from the
14th Century to the 21st" Chicago (A Cappella Books) 2002

 ストローム氏の特徴は東欧を幅広くフィールド・ワークしている点で、これらの実績を踏まえて多くの著作を出しているだけでなく、音楽CD・ドキュメンタリー映画などの製作もしている。さらにストローム氏はHot
Pstromiなるバンドを率いるフィドラーでもあり、アメリカ国内の代表的クレズマーと演奏するだけでなく、フィールド・ワークで訪れた各地(ロシアのビロビジャンを含む)で、現地のミュージシャン(ロマのミュージシャンを含む)と共演をしている。

 ストローム氏はクレズマー研究の第一人者として、アメリカ内外の機関のセミナー(クレズマーやイディッシュ)で、これまでに多くの講演をしてきた実績がある。

http://www.yalestrom.com/

http://en.wikipedia.org/wiki/Yale_Strom

エリザベス・シュウォーツ(Elizabeth Schwartz)氏

 ストローム氏のご伴侶で、ルーマニアン・スタイルの歌手。アメリカ内外でコンサート活動をし、セミナーの講師も務めてきた。これまでに複数のCDをリリース。

 シュウォーツ氏の詳細については以下の参照:

http://www.voiceofklezmer.com/index.html

■レクチャーの内容(予定)■

イェール・ストローム氏

・ストローム氏が中欧と東欧で行なった民俗学調査の実際

・クレズマー音楽とはなにか?、ロマ音楽とどこが違うか?

・デイヴ・タラスがアメリカのクレズマーにもたらしたもの(デイヴ・タラスはアメリカのクレズマー先駆者)

エリザベス・シュウォーツ氏

・ルーマニア民謡とルーマニア・クレズマー音楽との類似性

■共催■

大阪大学グローバルCOE「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」研究プロジェクト「ヴィジュアル・アートにおけるグローカル・コンフリクトの研究」「音楽の生産・消費・流通におけるコンフリクト」「美的近代におけるローカリズムと反ローカリズム」「シオニズムの考古学」

神戸・ユダヤ文化研究会

科研基盤B「ユーラシア・ユダヤ現代史の構築」(代表者:高尾千津子)

科研挑戦的萌芽「アメリカ移民後の東欧系ユダヤ人の音楽(クレズマー)に関する文化史的研究」(代表者:黒田晴之)

カフカの親友Felix Weltschの伝記

Kafkas fast unbekannter Freund: Leben und Werk von Felix Weltsch.
Philosoph, Journalist und Zionist (Broschiert)
von Carsten Schmidt (Autor)

Broschiert: 300 Seiten
Verlag: Königshausen & Neumann (März 2010)
Sprache: Deutsch
ISBN-10: 3826042743
ISBN-13: 978-3826042744

カフカと同世代のアメリカ人学生の卒業アルバム等

米ノースカロライナ大、19世紀末から20世紀半ばごろまでの学生の卒業アルバム等をデジタル化
Posted 2010年2月22日
米国のノースカロライナ大学が、学生の卒業アルバム(1890年〜1966年)や卒業生に関する雑誌(1912年〜1924年)等、かつての学生生活を知るうえで貴重な資料をデジタル化し、ウェブで公開しています。この卒業アルバムデジタル化は、他に3つの大学も加わって取り組んでいる卒業アルバムデジタル化プロジェクトの一環だということです。デジタル化はInternet
Archiveとのパートナーシップの下で行われ、デジタル化した資料はInternet Archiveのウェブサイトで管理されています。

Digitized UNC Yearbooks Bring University's History to the Web
- Library News and Events 2010/2/17付けの記事
http://www.lib.unc.edu/blogs/news/index.php/2010/02/digitized-unc-yea...

UNC Yearbooks(卒業アルバム)
http://www.lib.unc.edu/ncc/uncyearbooks.html

The Alumni Review(卒業生に関する雑誌)
http://www.lib.unc.edu/ncc/alumnireview.html

Carolina Digital Library and Archives Digital Production Center
http://cdla.unc.edu/index.html?page=dpctech

『翻訳理論の探求』 アンソニー・ピム 著

<みすず書房>
『翻訳理論の探求』 アンソニー・ピム 著
税込価格 : \5250 (本体 : \5000)

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/320頁
定価 5,250円(本体5,000円)
ISBN 978-4-622-07518-9 C1080
2010年3月10日発行

http://www.msz.co.jp/book/detail/07518.html

翻訳理論の探求
EXPLORING TRANSLATION THEORIES

著者
アンソニー・ピム
訳者
武田珂代子


翻訳の根本問題を多面的に考察した力作。言語学、哲学、社会学、カルチュラルスタディーズ、比較文学の最新成果をふまえた洞察が、翻訳の研究に、実践に、多くの手がかりを与えるだろう。

本書は西洋の翻訳理論を土台とし、言語学的アプローチに基づく古典的な翻訳理論から、文化翻訳を含む最近のモデルまで、翻訳理論の展開を考察する。
焦点になるのは、等価、機能主義、記述的翻訳研究、翻訳の不確定性、ローカリゼーション、文化翻訳といった中核的パラダイム、およびその関連理論である。ポストモダン・カルチュラルスタディーズや社会学のモデルとして翻訳を扱うアプローチにも触れ、従来の翻訳の概念を超えた取り組みが紹介される。

各理論の系譜・繋がり、パラダイム間の相違点、また各パラダイムに対する批判や擁護が明確に提示されている。さらに各章末の「課題の提案」が、翻訳事象に対する読者自身の問題意識を喚起するだろう。
ジェレミー・マンデイ『翻訳学入門』が、翻訳学の全体像が分かり、研究の糸口の指針となる優れた入門書であるのに対し、この本は「翻訳とは何か」という根源的な議論への起爆剤となる書物である。

著者アンソニー・ピムは、比較文学を学んだ後、社会学、哲学、言語学、翻訳学を修めた。現在、翻訳通訳・異文化間研究の分野で研究と実践指導にあたっている。世界中で講演や講義を行いながら研究者育成に精力的に取り組んでおり、そのカリスマ性に惹かれた多くの新進翻訳研究者が師事を仰ぐ存在である。
英語、フランス語で発表してきた著書、編書、論文は200を超え、翻訳理論・研究の分野で最も引用される学者の一人だ。最新の翻訳事象に注意を向け、翻訳の根源的テーマに対し鋭い問題提起をし、困難な課題に真っ向から挑戦し続けている。本書は、そうした著者の、翻訳学への情熱と健全な批判精神がみなぎる一書である。

カバー画:室井佳世「萌黄」(2007年)
「翻訳理論の探求」の著訳者:

アンソニー・ピム
Anthony Pym
オーストラリア、パース出身。オーストラリアで比較文学を学んだ後、フランス、米国、ドイツで比較文学、哲学、社会学、言語学、翻訳学を学ぶ。フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)より社会学で博士号取得。米国、ドイツでも哲学、社会学、言語学、翻訳学を研究。現在、スペインのロビラ・イ・ビルジリ大学教授、翻訳通訳・異文化間研究博士課程プログラムの責任者。モントレー国際大学大学院客員教授。翻訳学における根源的テーマで鋭い問題提起をし続けると共に、社会学的アプローチや翻訳とテクノロジーの関係など、新分野での研究をリードしてきた。翻訳学の最先端を走り、翻訳研究の国際的ネットワーク作りや若手育成にも精力的に取り組む。カリスマ性と面倒見のよさで、若い研究者にとってはスター的存在。これまで、英語、フランス語で著書、編集書、論文を200以上発表。翻訳研究分野で最も引用される研究者の一人。
オフィシャル・ウェブサイトhttp://www.tinet.cat/~apym/
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
武田珂代子
たけだ・かよこ
熊本市生まれ。現在、カリフォルニア州パシフィック・グローブ在住。モントレー国際大学(MIIS)翻訳通訳大学院准教授(通訳実習、通訳研究の科目を担当)。また、会議・法務通訳者として活躍している。MIISで翻訳・通訳学修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得(指導教授の一人は『通訳学入門』[邦訳・みすず書房2008]の著者フランツ・ポェヒハッカー)。著書:『東京裁判における通訳』(みすず書房2008)。論文:訴訟通訳、通訳教育、第二次世界大戦中の日系米人語学兵、継承語と国際紛争、東京裁判における通訳等に関する英語論文や発表多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

図表のリスト
謝辞
まえがき

第1章 翻訳理論とは何か
 1.1 「理論づけ」から「理論」へ
 1.2 「理論」から「パラダイム」へ
 1.3 本書の構成
 1.4 なぜ翻訳理論を学ぶのか
 1.5 翻訳理論はどう学ぶべきか
第2章 自然的等価
 2.1 概念としての自然的等価
 2.2 「等価」対「構造主義」
 2.3 自然的等価を維持する翻訳手順
 2.4 テクストベースの等価
 2.5 「比較のための第三項」と「意味の理論」
 2.6 自然的等価の長所
 2.7 頻繁な議論
 2.8 歴史的な下位パラダイムとしての自然的等価
第3章 方向的等価
 3.1 二種類の類似性
 3.2 等価の定義における方向性
 3.3 検証としての逆翻訳
 3.4 方向的等価の二項対立性
 3.5 分類は二つだけか
 3.6 関連性理論
 3.7 幻想としての等価
 3.8 方向的等価の長所
 3.9 頻繁な議論
第4章 目的
 4.1 新パラダイムの鍵としてのスコポス
 4.2 ライス、フェアメーアとスコポス的アプローチの起源
 4.3ホルツ=メンテーリと翻訳者の専門知識に関する理論
 4.4 目的に基づいた「事足りる」翻訳の理論
 4.5 誰が目的を決めるのか
 4.6 目的パラダイムの長所
 4.7 頻繁な議論
 4.8 プロジェクト分析への応用
第5章 記述
 5.1 等価パラダイムに何が起こったか
 5.2 記述パラダイム内の理論的概念
 5.3 規範
 5.4「想定された」翻訳
 5.5 目標側の優先
 5.6 翻訳の普遍的特性
 5.7 法則
 5.8 頻繁な議論
 5.9 記述パラダイムの行方
第6章 不確定性
 6.1 なぜ「不確定性」か
 6.2 不確定性原理
 6.3言語の決定性と翻訳の非決定性
 6.4 不確定性と共存するための理論
 6.5 脱構築
 6.6 では、どう翻訳すべきか
 6.7 頻繁な議論
第7章 ローカリゼーション
 7.1 パラダイムとしてのローカリゼーション
 7.2 ローカリゼーションとは何か
 7.3 国際化とは何か
 7.4 ローカリゼーションは新しい概念か
 7.5 テクノロジーの役割
 7.6 翻訳はローカリゼーションの一部か
 7.7 頻繁な議論
 7.8 ローカリゼーションの行方
第8章 文化翻訳
 8.1 新世紀のための新パラダイムか
 8.2 バーバと「非実質的な」翻訳
 8.3 翻訳不在の翻訳:広範な学問の希求
 8.4 翻訳としての民族誌学
 8.5 翻訳社会学
 8.6 スピヴァクと翻訳の政治的精神分析
 8.7 「一般化された翻訳」
 8.8 頻繁な議論

あとがき:自分の理論を生み出そう
訳者あとがき
付録:訳者と原著者のQ&A
参考文献
人名索引
事項索引

「図書館に通う 1  出版社がこしらえた図書館」『みすず』 no.580、2010年03月号

新連載スタート、宮田昇「図書館に通う」第1回「出版社がこしらえた図書館」


『みすず』 no.580、2010年03月号


ユダヤとアラブは「まさに一つでしかない問題」、「
最も緊急かつ、最も必要かつ、
そして最も古い、この唯一無二の問題の、肯定するのが困難な単一性なのだ」。
「ジャック・デリダとエドワード・W・サイードの思い出に」と献辞のしるされた
ギル・アニジャール「ユダヤ・アラブ問題に関する考察」(馬場智一・丸山真幸訳)。
「極上のブランデーをつくる蒸留器にあるような、立派な翻訳の持つ
不思議な蒸留機能」。『学校の悲しみ』の著者ペナックの、文藝翻訳シンポジウムに
おける受賞記念スピーチ「小説のあたらしい命」(水林章訳)。
2009年末に翻訳刊行されたデリダ『留まれ、アテネ』によせて、訳者によるエッセイ
矢橋透「明るい部屋と暗い部屋――バルトとデリダの写真論」。
新連載スタート、宮田昇「図書館に通う」第1回「出版社がこしらえた図書館」。
同じく中井久夫「臨床再訪」第1回「患者と医師と薬とのヒポクラテス的出会い」。
ほか外岡秀俊、立岩真也、佐々木幹郎、上村忠男など多彩な連載をどうぞ。


http://www.msz.co.jp/book/magazine/

「平成21年度京都大学図書館機構 第2回講演会 次世代 OPAC を考える -目録情報の視点から-」講演ビデオ

2009年11月に行われた「平成21年度京都大学図書館機構 第2回講演会 次世代
OPAC を考える -目録情報の視点から-」の講演ビデオが、京大OCWのサイトで公
開されました。
http://ocw.kyoto-u.ac.jp/opencourse-1/07
http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/kenshu/archive/091127kouenkai/

一度の検索で、複数の図書館の蔵書とAmazonのデータベースを同時に検索

カーリル
http://calil.jp/

全国4300館以上の図書館/図書室に対応 蔵書検索サイト「カーリル」(calil.jp)を開始(2010/3/10付けカーリルのプレスリリース)
http://calil.jp/doc/press.html

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