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2010年11月9日火曜日

『アーカイヴの病 フロイトの印象』Derrida, Jacques. Archive Eever:A Ereudian Impression.

<法政大学出版局>
叢書・ウニベルシタス 947
アーカイヴの病
フロイトの印象
ジャック・デリダ:著, 福本 修:訳
四六判 / 194ページ / 上製
定価:2,300円 + 税
ISBN978-4-588-00947-1 C1310
[2010年11月 刊行]

Derrida, Jacques. Archive Eever:A Ereudian Impression.
Univ. of Chicago, (Religion and Postmodernism),
Dec. 1996. c,112p.
ISBN 0-226-14336-8, $17.95.

Archive Fever: A Freudian Impression
Jacques Derrida, Eric Prenowitz
Diacritics, Vol. 25, No. 2 (Summer, 1995), pp. 9-63

Lecture given on 5 June 1994 in London during an international
conference entitled Memory: The
Question of Archives. Organized at the initiative of Rene Major and
Elisabeth Roudinesco, this
conference was held under the auspices of the Societe Internationale
d'Histoire de la Psychiatrie
et de la Psychanalyse, of the Freud Museum, and of the Courtauld
Institute ofArt.
The initial title of this lecture, "The Concept of the Archive: A
Freudian Impression, " was
modified after the fact. The French title is "Mal d' archive: Une
impression freudienne. "


■内容紹介
アーカイヴの概念は今日、記憶や技術、法や暴力、民主主義や幽霊たちをめぐる哲学の問いを呼びさます。起源を求めるアーカイヴの病=悪、アーカイヴを創設し管理する者の無意識、すべてを抹消する死の欲動のあいだで、歴史記述はどのようにあるべきか?
歴史家イェルシャルミの著作やフロイトのモーセ論・『グラディーヴァ』論を通じて、デリダがユダヤ性と精神分析、未来の問題を掘り下げた重要講演。
デリダ後期の、小品ながら驚くべき深さをもった書。ネット時代の技術と政治を考えるために。
"Archive Fever" discusses the nature and function of the archive,
particularly in Freudian terms and in light of the death drive. The
book also contains discussions of Judaism and Jewish identity and of
electronic technology such as e-mail.

■原著
Mal d'Archive: Une Impression Freudienne is a French language book of
philosophy by Jacques Derrida first published in 1995 by Éditions
Galilée. An English translation, Archive Fever: A Freudian Impression
by Eric Prenowitz, was published in 1996.


■目次
銘 句
序 言
前書き
諸命題
後 記
訳者あとがき

■ ジャック・デリダ(デリダ,J.)

1930-2004年.アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者.パリの高等師範学校で哲学を専攻.同校の哲学教授を経て,社会科学高等研究院教授を務める.西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し,構造主義以降の人文社会科学の広範な領域──文学・芸術理論,言語論,政治・法哲学,歴史学,建築論ほか──に多大な影響をもたらした.邦訳書に『エクリチュールと差異』『絵画における真理』『法の力』『ユリシーズグラモフォン』『有限責任会社』『哲学の余白』『シニェポンジュ』(法政大学出版局),『声と現象』(理想社),『グラマトロジーについて』(現代思潮新社),『友愛のポリティックス』『フッサール哲学における発生の問題』『ならず者たち』(みすず書房),『アポリア』(人文書院),『滞留』(未來社),『アデュー』『来たるべき世界のために』『そのたびごとにただ一つ,世界の終焉』(岩波書店),『死を与える』(筑摩書房),『精神分析の抵抗』(青土社),『マルクスの亡霊たち』(藤原書店),『条件なき大学』(月曜社)ほか多数.


■福本 修(フクモト オサム)

1958年生.東京大学医学部医学科卒業.静岡大学保健管理センター.タヴィストック・クリニック(ロンドン)勤務を経て,現在,恵泉女学園大学人文学部教授.代官山心理・分析オフィス,長谷川病院に勤務.共編著に『現代フロイト読本1・2』(みすず書房),『精神医学の名著50』(平凡社),共著に『埋葬と亡霊』(人文書院),『新世紀の精神科治療』(中山書店),訳書にシェーファー編『現代クライン派の展開』(誠信書房),メルツァー『夢生活』(共訳,金剛出版),ブロンスタイン編『現代クライン派入門』(共訳,岩崎学術出版社),ビオン『精神分析の方法1・2』(共訳),ラプランシュ/ポンタリス『幻想の起源』,ジャカール『フロイト』(以上,法政大学出版局)ほか.

『ドイツ詩を読む愉しみ ゲーテからブレヒトまで』

森泉朋子/編訳
出版社名 鳥影社
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-86265-250-8
(4-86265-250-6)
税込価格 1,680円
頁数・縦 242P 20cm

■内容紹介

古典期のゲーテから、ハイネ、リルケ、ケストナー、ブレヒトまで、時代を経てなお輝き続ける50編のドイツ詩を取り上げ、珠玉の翻訳と解説で紹介する。
対訳ではない。(ドイツ語原文なし)

■目次

前古典期から古典期の詩—十八世紀から十九世紀にかけて
 愛のあいさつ(読み人知らず)
 スペイン語の歌(ゴットホルト・エフライム・レッシング)
 ゲーテ8編
 希望(シラー)
 人生の歩み(ヘルダーリン)

ロマン派とハイネ—十九世紀前半の詩
 羽ペンに力をこめるたびごとに(アヒム・フォン・アルニム)
 春の信念(ルートヴィヒ・ウーラント)
 「月夜」「晩年」(アイヒェンドルフ)
 ハイネ7編

自然主義の詩—十九世紀の詩
 「塔にて」「さようなら」「草かげ」(アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ)
 春だ(メーリケ)
 秋の絵すがた(ヘッケル)
 シュトルム4編

十九世紀末から二十世紀の詩
 静かな太陽(アルノー・ホルツ)
 外面生活のバラード(フーゴー・フォン・ホーフマンスタール)
 秋の日(リルケ)
 古い泉(カロッサ)
 指揮者(ヴェルフェル)
 新しい家を建てる者たちへ(ネリー・ザックス)
 「マリー・Aの思い出」「抒情詩に向かない時代」「煙」(ブレヒト)
 ローレライの上での逆立ち(ケストナー)
 死のフーガ(ツェラン)
 「浜辺で」「あなたの沈黙」「書くことで」(カシュニッツ)
 それが実体(エーリヒ・フリート)
 詩(ヴォルフ・ヴォンドラチェク)
 冬の歌(ウラ・ハーン)

あとがき
著作権一覧
主要参考文献
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■森泉朋子(もりいずみ・ともこ)
1988年上智大学ドイツ文学科卒業。
1990年東京外国語大学大学院修士課程修了。
刊行当時、東京工業大学、および拓殖大学非常勤講師。

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