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2010年3月29日月曜日

『資料保存のための代替』

学者たちにとってはデジタル化よりも、現物の維持管理が図書館の果たすべき役割のようだが、
維持管理のため、現物資料へのアクセス回数を制限するという意味でのマイクロ化、デジタル化(テキスト化ではなく)も必要

『資料保存のための代替』
安江明夫監修 日本図書館協会資料保存委員会編集企画
2010.3 130p A5判 定価1890円
ISBN978-4-8204-0922-9

序(安江明夫)
1 代替保存−これまでとこれから−(安江明夫)
2 代替保存の選択肢(竹内秀樹)
3 文書館におけるマイクロ化とデジタル化(新井浩文)
4 ベッテイルハイム史料の修復とデジタル化(高橋輝)
5 代替保存における意思決定プロセス (小島浩之)
6 デジタル化時代のマイクロフィルムの役割(楢林幸一)
附録
文献案内(村本聡子)

理論・歴史・マイクロとデジタルの比較・アーカイブ資料の代替保存・事例・文献案内

資料保存のための代替
安江明夫監修 日本図書館協会資料保存委員会編集企画
2010.3 I30p A5判 定価1890円 ISBN978-4-8204-0922-9
(JLA施設A会員配布資料)

保存管理の重要な領域である代替保存についての資料保存員会保存管理チームの活動の成果をとりまためたもの。
マイクロ写真技術・デジタル技術をどのように理解し、どのように適用すべきか、紙以外のメディアの代替にどう取り組むべきか、
などをテーマに報告が行われ、論じられている。

日本図書館協会はこのほど『資料保存のための代替』(監修:安江明夫、日本図書館協会資料保存委員会編集企画)を刊行した。同委員会に設置された保存管理チームによる成果。同チームは保存管理の重要な一翼を担う代替(電子式複写、マイクロ化、デジタル化)について文献研究、セミナー等を行ってきた。従来、資料の代替といえばマイクロ化が主な手段だったが、デジタル・インターネット環境下では技術、活用、目的そのものも再検討が必要になっている。

本書では、図書館やアーカイブズの資料保存においてマイクロ写真技術とデジタル技術をどのように理解し、どのように適用すべきか、また紙資料以外のメディア(レコード、カセット、映画等の視聴覚資料、さらにはボーン・デジタル記録)の代替にどう取り組むきかを6人の執筆者による本論で述べる。テーマごとの丁寧な文献案内付き。

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