石川経夫と2000年代の労働市場
著者 玄田 有史 著
ジャンル 経済
出版年月日 2010/02/25
ISBN 9784623056224
判型・ページ数 A5・330ページ
定価 本体3,500円+税
「——石川先生なら、どう考えるだろうか」。労働経済学の神髄に迫る。
「格差」「無業」「非正規雇用」「長時間労働」を手がかりに混迷をきわめた2000年代の労働市場の実態を明らかにする。
第2回円城寺次郎記念賞受賞後第一作。
はしがき——本書の経緯と目的
第1章 格差とは何だったのか
解説コラム�「格差について」
第2章 溶けない氷河——労働市場の世代効果
解説コラム�「新規学卒労働市場について」
第3章 失望と貧困のニート——若年無業の経済学的再検討
解説コラム�「政策について」
第4章 非正規雇用からの脱出——1年たたずに辞めないということ
解説コラム�「労働市場について」
第5章 二重労働市場論へのオマージュ——内部化する非正規就業
解説コラム�「二重構造論について」
第6章 正社員になった非正社員——内部化と転職の先にあるもの
解説コラム�「研究について」
第7章 即戦力化の背後で——分配問題としての長時間労働
解説コラム�「労働について」
第8章 少子化・もう一つの背景——就業二極化と性行動
解説コラム�「家族について」
第9章 学校での職業教育——キャリアについて学ぶ意味
解説コラム�「教育について」
あとがき——本書の結論
初出一覧
索 引
『人間に格はない』(玄田有史著 本体3500円)が、
『毎日新聞』2010年3月28日朝刊「読書面」で紹介されました。
『人間に格はない』(玄田有史著 本体3500円)が、
『東洋経済』2010年3月27日号で紹介されました。