(2)周囲の意見を聞き入れる姿勢になり、謙虚なワークスタイル(≒組織の中で好感を持たれるワークスタイル)を身につけることができる
(3)過去の成功体験にしがみつく、という姿勢を打破することができる
(1)〜(3)の流れを想像してほしい。このステップを踏むと、社会人になって以降の経験を客観的に見据えるようにならないだろうか。例えば20代後半のとき、営業マンとして大きな契約を取れたが、実はそれは上司のお陰だったという具合に。この振り返りによって「自分はまだ未熟だ」と思い、新たに仕事を覚えていこうという心理になるのではないだろうか。
逆の意味で言えば、いちばんなってはいけない思考は、これまでの成功をすべて自分の力によるものと思い込むことだ。これは今後のキャリア形勢を考えると、かなり不利な生き方だと思う。学ぶ意欲を弱くしてしまうからだ。