品種: 書籍
ページ数: 208P
サイズ: 四六判
発行: インプレスジャパン
商品ID: 2904
JAN: 9784844329046
ISBN: 978-4-8443-2904-6
■内容紹介
誰でも今すぐ電子書籍出版「者」になれる!
パソコンはもちろん、iPhone/iPad/Kindleで読める電子書籍が、今すぐ自分で作れる!
アマゾンやiBooksで販売もできるし、自分で販売したっていい。電子書籍なら、全部自分でできる!
あの「ぷよぷよ」を生んだゲームデザイナー米光一成が、「電子書籍部」で電子書籍を対面販売する理由とは?
Kindle 初の日本語版コミックを発表した漫画家ユニット「うめ」の原作者小沢高広とともに、コンテンツ制作者の視点で電子書籍を斬る『電子書籍宣言』、電子書籍を知る、電子書籍を考えるための本55冊を電子書籍部がレビューした『未来のテキスト』(抜粋)という2冊の電子書籍部による"電書"を再録。無料ソフトを使った電子書籍の制作・販売の実際も、操作手順を画面付きでくわしく解説!
本書では、「電子書籍部」の人々の考え方をまとめるとともに、コンセプトに留まらず「実践」を重視して、実際に電子書籍を作る方法についても、具体的に解説する。
電子書籍の制作・販売の実際も画面付きで解説! だれでも今すぐ電子書籍出版「者」になれる!
巷の"電子書籍ビジネス"ブームに一石を投じる、実践的電子書籍本。
■著者からのメッセージ(「はじめに」より)
2010年8月 米光 一成
電子書籍部を作った。電書を作った。
「デジタルでバーチャルな電書をリアルでアナログな対面販売で」をキャッチコピーに、世界初「電書フリマ」を開催した。
2010年7月17日。場所は、渋谷の小さなカフェ。
半日で5206冊の電書が売れた。購入者数は529人。ひとり平均10冊近く買ってくれた(カバンが重くならない、電書ならでは!)。
売り上げはすべて著者のもの、印税率100%だ。プロの作家や、はじめて本を出す人、64種類の電書がそろった。すごい盛況に部員はてんてこ舞いだった。やって来てくれたお客さんも、10代からおじいちゃんおばあちゃんまで、年齢や性別やふんいきもばらばら。こんなに多様な人が、いっせいに集まるイベントはめったにない。
いままでの常識では考えられない転換が起こっている。
どういうことができるの? 実際にやってみてどうだったの? 電子書籍がどう社会を変えるの? 何が起ころうとしているの? どんなふうに楽しくなるの?
この変化は、本や出版業界だけの話じゃない。コミュニケーションの変革、社会も影響を受ける大きな波だ。
あなたの生活が変わる波だ。
その変化をとらえるため、電子書籍部の活動/体験をベースに電書を出す方法を記したのが本書だ。電書を出そう。かんたんだからひとまずやってみよう。そうすれば、もっといろいろな未来が見えてくる。
本書に載っているコンテンツも、単純に著者が書いたテキストじゃなくなっている。代表っぽく名前が出てるけど、そんなにシンプルな作り方じゃなかった。電書で出したテキストや、ネット中継のしゃべり、ネット電話スカイプで交わした対話など。っていうか、著者って何?
編集って何? って時代がもう来てるんだよ。
そんなすごいワクワクする未来へようこそ。
■目次
はじめに
#1 いまなぜ「電書」か
「電書」ってなに? 「電子書籍部」ってなに? ゲームデザイナー米光一成が、なぜ電子書籍を始めたか。
#2 米光ラジオより「文学フリマ直前SPECIAL」
Ustreamチャンネル「米光ラジオ」より、文学フリマで電子書籍を対面販売するべく絶賛準備中の直前レポート。マンガから始まる、大きな変化の波。
#3 米光一成×小沢高広「電子書籍宣言」
電子書籍部発行の電書『米光一成×小沢高広「電子書籍宣言」』に編注を加えて再録。出版界の事情と、小沢氏によるキンドル初の日本語コミック発売の顛末、電子書籍ならではの可能性。
#4 米光ラジオより「文学フリマ報告」
Ustreamチャンネル「米光ラジオ」より、文学フリマでの初の電子書籍対面販売の振り返り。電書を作って、売ってみてわかった、いろんなこと。
#5 電子書籍部と電書のこれから
電子書籍部主催イベント、世界初・電書フリマの成功を受けて、これからの電子書籍出版「者」のありかた、誰でも電書を発行できる、電書システムオープン化計画について。
#6 未来のテキスト 電子書籍に関する55冊
電子書籍部発行の電書『未来のテキスト
電子書籍に関する55冊』より、20本のレビューを再録。小説、コミック、評論、ノンフィクションなど、電子書籍を考えるための資料集。
#7 電子書籍を読もう
電子書籍部「電書」の購入方法と、iPad/iPhone/PC/Kindleそれぞれで電子書籍を読む方法。
#8 電子書籍を作ろう
いますぐ利用できる海外/国内の電子書籍販売サイトの特徴と、それぞれの販売手数料の違い、各サービスに対応した電子書籍制作方法を解説。
■著者プロフィール
米光 一成(よねみつ・かずなり)
1964年、広島県生まれ。電書部部長/ゲームデザイナー/インターフェイスデザイナー/立命館大学映像学部教授。
『ぷよぷよ』『トレジャーハンターG』『バロック』『キングオブワンズ』などゲーム監督・脚本・企画を多数手がけ、独特の世界観づくりに定評がある。ソニー銀行「人生通帳」や英語学習ソフトなどのインターフェイス監修。主な著書に『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』(ベストセラーズ)、共著『恋愛ふいんき語り』(ポプラ社)など。池袋コミュニティカレッジ「文章道場」講師、宣伝会議「編集・ライター養成講座上級コース」講師などを務め、表現力、発想力を鍛えるための教育活動に取り組んでいる。
こどものもうそうblog http://blog.lv99.com/
■電子書籍部(電書部)とは?
http://densho.in/
電子書籍部のブログ
http://d.hatena.ne.jp/mirai-contents/
デジタルでバーチャルな電書(電子書籍)を、アナログでリアルな対面で販売する、電子書籍にまつわる楽しそうなあれこれをやりたい人がやりたいようにやっている部です。部活なので、同時多発的に複数の企画が進んでいたり、突発的にいろんなことが決まったりします。