information about books, library technology and so on.

2010年8月5日木曜日

『ドキュメント ひきこもり〜「長期化」と「高年齢化」の実態〜』(宝島社新書)

# 新書: 207ページ
# 出版社: 宝島社 (2010/7/9)(宝島社新書316)
# 言語 日本語
# ISBN-10: 4796677887
# ISBN-13: 978-4796677882
# 発売日: 2010/7/9
# 商品の寸法: 17.5 x 10.8 x 1.5 cm

いまの日本という国が、膨大な数の「引きこもり」を輩出し続ける根源的な問いを追い求め、当事者や家族らの語る"壮絶な現場"をリポート

「ひきこもり」という言葉が使われるようになったのは1991年に当時の厚生省が開始した「ひきこもり・不登校児童福祉対策モデル事業」がきっかけという。当時は不登校の延長上にある子どもの一過性の問題ととらえられていたが、20年近くたってなお、そこから抜け出せないままの人、さらにさまざまな理由で社会からリタイアしそのままひきこもってしまう人など、年々長期化、高齢化し、今では「大人のひきこもり」が社会問題となっている。全国に100万人と推計されるひきこもり。当事者や経験者、家族をはじめ医師や支援者団体など、13年にわたって現場を取材してきたフリージャーナリストが、その実態をリポートする。

■内閣府「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」(H22.7)
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu.htm

内閣府の調査では、「引きこもり」について、次のように定義している。

≪「ふだんは家にいるが、趣味の用事のときだけ外出する」「近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が、「6か月以上」にわたり続いていて、「(引きこもる)きっかけが統合失調症または身体的病気」や「家事・育児をする」人たちを除いた人数≫

 このうち、「自分の趣味の用事のときだけ外出する」と「近所のコンビニなどには出かける」人を合わせると、「引きこもり」の88%に上るという、そんな全体像も明らかになった。一方、これまでの「引きこもり」像の典型的なイメージが強かった「自室からほとんど出ない」タイプは、わずか7%に過ぎなかった。

"予備軍"155万人の衝撃!
「趣味のときだけ外出する」新たな引きこもりが急増中
http://diamond.jp/articles/-/8897

"脱引きこもり"をしても埋められない
「人間関係」への不安と「履歴書の空白」
http://diamond.jp/articles/-/8974

このブログ「mixed」内を検索

Archives

Aufzeichnungen zu Franz Kafka (1883-1924)