白石正明が編集を担当した本
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医学書院
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◆川口 有美子 20091215 『逝かない身体——ALS的日常を生きる』,医学書院,270p. ISBN-10: 4260010034
ISBN-13: 978-4260010030 \2100 [amazon]/[kinokuniya]
◆熊谷 晋一郎 20091215 『リハビリの夜』,医学書院,260p. ISBN-10: 4260010042 ISBN-13:
978-4260010047 \2100 [amazon]/[kinokuniya]
◆向谷地 生良 20091101 『技法以前——べてるの家のつくりかた』,医学書院,250p. ISBN-10: 4260009540
ISBN-13: 978-4260009546 \2100 [amazon]/[kinokuniya]
◆澁谷智子 20091001 『コーダの世界——手話の文化と声の文化』,医学書院,241p. ISBN-10: 4260009532
ISBN-13: 978-4260009539 \2100 [amazon]/[kinokuniya]
◆上野 千鶴子・中西 正司 編 20081001 『ニーズ中心の福祉社会へ——当事者主権の次世代福祉戦略』 ,医学書院,296p.
ISBN-10: 4260006436 ISBN-13: 978-4260006439 \2310
[amazon]/[kinokuniya] ※ a02 a06 d00
◆綾屋 紗月・熊谷 晋一郎 20080910 『発達障害当事者研究——ゆっくりていねいにつながりたい』,医学書院,シリーズ
ケアをひらく,219p. ISBN-10: 4260007254 ISBN-13: 978-4260007252 2100
[amazon]/[kinokuniya] ※ a07.d00.
◆松澤 和正 20080301 『臨床で書く——精神科看護のエスノグラフィー』,医学書院,360p. ISBN-10: 4260005693
ISBN-13: 978-4260005692 2730 [amazon]/[kinokuniya] ※
◆中井 久夫 20070525 『こんなとき私はどうしてきたか』,医学書院,240p.
◆長嶺 敬彦 20060701 『抗精神病薬の「身体副作用」がわかる』,医学書院,180p.
ISBN4-260-00279-1(4260002791) 2520 [amazon]/[boople]
◆小澤 勲 編 20060501 『ケアってなんだろう』 ,医学書院,300p ISBN: 4-260-00266-X 2000
[amazon]/[kinokuniya] ※ a06 b01 c04,
◆大熊 由紀子・開原 成允・服部 洋一 20060225 『患者の声を医療に生かす』,医学書院,200p ISBN:
4-260-00229-5 1800 [boople]/[amazon] ※,
◆小澤 勲・黒川 由紀子 20060120 『認知症と診断されたあなたへ』,医学書院,136p. ISBN: 4-260-00220-1
1600 [boople]/[amazon] ※ a06 b01,
◆浦河べてるの家 20050220 『べてるの家の「当事者研究」』,医学書院,シリーズケアをひらく,304p. ISBN:
4-260-33388-7 2100 [boople] ※
◆立岩 真也 20041115 『ALS——不動の身体と息する機械』,医学書院,シリーズケアをひらく,449p.
ISBN:4-260-33377-1 2940 [amazon]/[kinokuniya] ※ als
◆内田 樹 20041001 『死と身体——コミュニケーションの磁場』,医学書院,シリーズケアをひらく,242p. ISBN:
4-260-33366-6 2100 [boople] ※
◆春日 武彦 20040401 『援助者必携 はじめての精神科』,医学書院,244p. ISBN: 4-260-33328-3 1890 [boople]
◆石川 准 20040113 『見えないものと見えるもの——社交とアシストの障害学』,医学書院,シリーズケアをひらく,270p. 2000 ※
◆排泄を考える会 20030815 『「排泄学」ことはじめ』,医学書院 ※
◆外山 義 20030715 『自宅でない在宅——高齢者の生活空間論』,医学書院 ※
◆野口 裕二 20020601 『物語としてのケア——ナラティヴ・アプローチの世界へ』,医学書院,シリーズケアをひらく,214p.,2200 ※
◆浦河べてるの家 200206
『べてるの家の「非」援助論——そのままでいいと思えるための25章』,医学書院,シリーズケアをひらく,253p.
ISBN:4-260-33210-4 2100 [amazon]/[kinokuniya] ※ m,
◆朝田 隆 編 20020331 『セカンドオピニオン——精神分裂病/統合失調症Q&A』,医学書院
◆信田 さよ子 20020315 『DVと虐待——「家族の暴力」に援助者ができること』,医学書院 ※
◆和田 仁孝・前田 正一 20011015 『医療紛争——メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案』,医学書院,200p. ISBN:
4-260-13880-4 2310 [amazon]/[boople] ※
◆春日 武彦 20010901 『病んだ家族、散乱した室内——援助者にとっての不全感と困惑について』,医学書院,224p. ISBN:
426033154X 2310 [boople] ※
◆中井 久夫+山口 直彦 20010315 『看護のための精神医学』,医学書院,320p. ISBN: 4-260-33116-7 2940 [boople]
◆柳原 清子 20010315 『あなたの知らない「家族」——遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語』,医学書院,200p.
ISBN:4-260-33118-3 2100 [boople]
◆武井 麻子 20010315 『感情と看護——人とのかかわりを職業とすることの意味』,医学書院,シリーズケアをひらく,277p.
ISBN:4-260-33117-5 2520 [boople] ※
◆佐伯 晴子・日下 隼人 200011 『話せる医療者——シミュレイテッド・ペイシェントに聞く』,医学書院,189p. ISBN:
4260331027 2100 [boople] ※
◆宮古 あずさ 20000915 『気持ちのいい看護』,医学書院,シリーズ・ケアをひらく ※
◆広井 良典 20000915 『ケア学——越境するケアへ』,医学書院,268p. ISBN:426033087X 2,415
[amazon]/[kinokuniya]/[boople] ※ c04
◆吉岡 充・田中 とも江 19990915 『縛らない看護』,医学書院,270p. 2000 ※
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◆『縛らない看護』 19990915
題名:縛らない看護
編著者:吉岡充・田中とも江
定価:2,000円+税
仕様:A5版ヨコ組・並製・270ページ
「抑制」をしない そこから「看護」がはじまる
抑制廃止運動が各地で巻き起こり、厚生省令でも身体拘束が禁止された……いま問題は「どうすれば抑制をなくすことができるか」だ。本書は抑制が抑制を生むメカニズムを明らかにしつつ、患者・看護者双方が"自由になれる"抑制はずしのノウハウを具体的に示す。「縛らないで済む方法を考えることが看護そのものだった」と気づいた看護者は元気になれる。
(広告コピーより)
本年3月31日付け厚生省令により、介護保険施設等の運営基準に身体拘束禁止規定が盛り込まれました。
患者・家族など利用者の多くからは好意的に受け入れられましたが、一方高齢者ケアの現場では、「安全確保のために必要」「現在のマンパワーでは不可能」といった懐疑論も少なからずあります。抑制を、好ましくないけれど仕方ない"必要悪"としてとらえていることがこれらの意見の特徴でしょう。
しかし、本当に抑制をしたほうが楽なのでしょうか。抑制廃止は部外者が夢見る理想論にすぎないのでしょうか。
本書は、「抑制をするからよけいに手がかかり、看護さえもできなくなる」と考えて一切の抑制をなくした上川病院の実践と、そこから得られた知見をまとめたものです。
第1章が総論編、第2章が実践編、この二つが本書の骨格をなします。第3章以降は「縛らない看護」がもつ意味をさまざまな角度から考察したものです。「抑制」が因果を基調とした〈問題を解決する〉手法だとすると、「縛らない看護」は循環を基調とした〈問題を解消する〉システムであることなど、その射程の意外な深さをお伝えできればと思います。
なお、田中とも江氏が「自己回復としての抑制廃止」という視点で記した《序章
縛られているのはだれか》は、本書の内容がすべて集約されているといっても過言ではありません。ご一読いただければ幸いです。
[編集担当]医学書院看護出版部:白石正明
TEL 03-3817-5785 FAX 03-5804-0485
e-mail:m-shiraishi@igaku-shoin.co.jp
[購入問合せ]医学書院販売部:TEL 03-3817-5657
◇看護・看護師(看護婦)
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■『話せる医療者——シミュレイテッド・ペイシェントに聞く』
◆佐伯 晴子・日下 隼人 200011 『話せる医療者——シミュレイテッド・ペイシェントに聞く』,医学書院,189p. ISBN:
4260331027 2100 [boople] ※
内容(「BOOK」データベースより)
あなたのことばは不思議な歌詞のようだし、私のことばはゆらゆらと宙に漂ったまま…患者—医療者間のコミュニケーションは「異文化交流」だ。誤解とすれちがいに満ちている。ならば相手に聞いてみたい。「ほんとうに伝わりましたか?ほんとうはどう感じたのですか?」と。実践!医療コミュニケーション。
内容(「MARC」データベースより)
医療面接の患者役になって、医療者に症状を話したり質問に答えたりするのがシミュレイテッド・ペイシェント。SPの実践事例を上げ、SPの世界からみえること、コミュニケーションのあり方を解説する。
目次
1 今日こそ病院にいくしかない
2 SP実践事例
3 SPの世界からみえること
4 ケアの本質としてのコミュニケーション
付章 対談…異文化としての医療
・編集者による内容紹介
題名:話せる医療者——シミュレイテッド・ペイシェントに聞く
著者:佐伯晴子(東京SP研究会)
日下隼人(武蔵野赤十字病院臨床研修部長)
定価:2,000円+税
仕様:A5版、並製、ヨコ組、190ページ
患者−医療者間のコミュニケーション不足が叫ばれて久しいところです。それらの批判の多くは、「患者の声を聞こうとしない尊大な医療者」という像を前提にしています。
しかしここ数年、医学界の一部では、また別の問題が浮上してきているようにも思われます。ひとことで言えばそれは、「他人とコミュニケーションがとれない若い医療者(医学生・看護学生)をどうするか」という問題です。
いま、SP(シミュレイテッド・ペイシェント:模擬患者)を使ったコミュニケーション演習が注目されています。医師国家試験へのOSCE(オスキー:客観的臨床能力試験)導入の方向が示されたことがその傾向に拍車をかけました。しかしそれ以上に、上述のような対人関係にとまどう若い医療者に「生きたコミュニケーション」教える方法として、SP演習が評価されているのでしょう。
本書は、SP演習をとおして多くの医師(医学生)、看護婦(看護学生)と交流した佐伯氏と日下氏が、その経験をもとに「どうしたら患者さんとよいコミュニケーションがとれるか」を具体的に記したものです。
本書の基本的立場は、「患者−医療者間のコミュニケーションは異文化交流である」ということに尽きます。患者と医療者はしょせん「言葉」が違うのだから、ちょうど言葉の通じない外国人と交流するようにしたらよい、という立場です。だから挨拶も必要ですし、パターナリスティックな対応も失礼です。
「異文化交流」という一見穏和な言葉は、さらに、医療の枠を超えて存在する「他者としての患者」がなぜ見えないのか、という厳しい問いかけも含んでいます。本書中で佐伯氏が執拗に述べている「簡単に理解したつもりにならないでほしい」の痛烈さはそこにあります。理解できないことを認めたところからしかコミュニケーションは始まらない——これが本書のメッセージです。
[編集担当]医学書院看護出版部:白石正明 TEL 03-3817-5785 FAX 03-5804-0485
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◆あなたの知らない「家族」——遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語
内容紹介
書名: あなたの知らない「家族」——遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語
著者: 柳原清子
(日本赤十字武蔵野短期大学・講師/本年4月より新潟清陵大学看護福祉心理学部・助教授)
仕様: A5版、縦組、並製、200ページ
定価: 2000円+税
発行日: 2001年3月15日 ISBN4-260-33118-3 C3047 Y2000E
「それはケアだろうか」——いつ終わるとも知れぬ患者さんの話を聞かされるとき、家族が愚痴めいた話を始めてしまいその場を立ち去るきっかけがつかめないとき、看護者はふとこんな思いにとらわれるのでしょうか。
いやそんな余計な心配をせずとも、ハナから患者さんの話を聞くような時間的余裕はない、と言われるかもしれません。本書の著者である柳原清子さんも「まえがき」に記されているように、まさにそのような1人でした。
しかしやがて著者は、親しい者を亡くした「遺された家族」の話の聞きとりを始めてみます。「看護婦らしいこと」は何もできす、ただその人の傍らで話を聴く。あるのはひたむきな真っすぐな関心だけ。だけど、これをケアというのかもしれない——。
私は、こんなかかわりをとおしてその人をケアしていたのかもしれない。同時にその人は、語るなかで、あらためて逝った人のことを愛おしく思い、渦中にいた自分たちのとらえなおしをしていた。そのなかで、これまで気づかなかったさまざまなことを見いだしてきていた。自分たちも知らなかった家族の発見である。その人は、語ることで家族を再発見し、慰められ、癒されていたようだった。「あとがき」より
いま医学・看護の世界では、EBM(evidence-based
medicine:統計的証拠に基づく医学)と対をなすかたちで、NBM(narrative-based
medicine)が注目されています。当事者の「語り」や「物語」を重視するスタイルは、慢性疾患の普遍化とともにますます強調されてくるでしょう。
これをたんなる「流行」に終わらせないためには、「それがどのように語られているか」を具体的に知ること、「人は語るだけでなぜ新たな力を得ることができるのだろう」とその不思議な力を受け入れること、「それはケアなのだろうか」と再び元に問いに戻ることが必要なのかもしれません。
ためらいがちな口と、傾けられた耳によって紡ぎだされたひそやかな物語に、当事者の苦しみと喜びを「感じる」こと、これこそが、本書の聞きとりに応じてくれた家族と著者が、特に若い看護学生の読者に望むことです。
[編集担当]医学書院看護出版部:白石正明
TEL 03-3817-5785 FAX 03-5804-0485
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cf.◇家族
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◆和田 仁孝・前田 正一 20011015 『医療紛争——メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案』,医学書院,200p. ISBN:
4-260-13880-4 2310 [boople] ※
内容紹介
書名: 医療紛争——メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案
著者: 和田仁孝(九州大学大学院 法学研究院・教授)
前田正一(九州大学大学院 医療システム学講座・研究員)
仕様: A5版、ヨコ組、並製、200ページ
定価: 2200円+税
発行日: 2001年10月15日 ISBN4-260-13880-4 C3047 Y2200E
*
本書は、医療紛争対策に《発想の転換》を促すために書かれました。
医療事故が日々報道されるなかで、一方では医療における「リスクマネジメント」の必要性が提唱され、他方では患者被害者の「法的権利擁護」の仕組みを整備すべしとの声が高まっています。しかし、医療紛争という一連の過程の入口(事故防止)と出口(医療裁判)へのアプローチだけでは当事者の真のニーズに添うことはできない、というのが本書の基本的な問題意識です。
本書では、「金の問題ではない」「謝罪してほしい」「真実が知りたい」「二度と事故が起こらないようにしてほしい」という患者被害者の
"素朴"な訴えにまず着目します。そして、これら情緒的なコンフリクトの中にこそ紛争に対処する鍵が潜んでいることを、法社会学的知見、とくにその紛争処理論を縦横に駆使して論証していきます。
では具体的にはどうしたらよいのか。それが本書の後半で述べられます。
医療紛争においては苦情処理を含めた初期対応が決定的な意味を持つとして、この重責を担うコンプレイント・マネジャーの導入が提案されます。さらに、事故で得た貴重な情報を医療現場にフィードバックすることも含めて、裁判システムに変わる中立的な第三者機関を設置する等、紛争処理の具体的な方法論が展開されます。
しかし本書のもっとも"実践的"な部分は、また別にあるように思われます。それは、トラブルとは何か、謝罪とは何か、なぜ情緒面に着目しなければならないのか、なぜ裁判というシステムでは不足なのか等々が「わかる」ことです。読者は、お座なりな理解にとどまりがちなこれらの言葉たちが、明確な輪郭をもって立ち上がってくることに驚くことでしょう。病院サービス改善のための第一歩として、本書をご利用いただきたいゆえんです。
最後に、「医」と「法」という専門領域の狭間で消え入りがちな当事者の声を聴きとろうとする著者お二人についてご紹介します。
和田仁孝氏は法社会学会の重鎮で、とくに紛争処理過程を実証的経験科学的な視角から分析する、紛争処理論の第一人者です。
前田正一氏はまだ二十代ではありますが、法学と医学を修め、現在は九州大学医学部附属病院で医療紛争を担当するアドバイザーとして活躍しています。
[編集担当]医学書院看護出版部:白石正明
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◆『自宅でない在宅——高齢者の生活空間論』20030715
内容紹介
題名:自宅でない在宅——高齢者の生活空間論
著者:外山義(元・京都大学大学院教授/居住空間学講座)
定価:1800円+税
仕様:A5・ヨコ組・150ページ
発行日:2003年7月15日 ISBN4-260-33291-0
個室化、ユニットケア、グループホームが具体的な政策課題になるにつれ、逆に「個室批判」の声も聞こえてきました。それに対して本書では、「多床室では互いに同室者に背を向けてテリトリーを守り会うことになる。〈個〉の空間が保証されてはじめて他者への志向性が生まれる」ことを、緻密な実証研究によって明言しています。また外山氏は、従来この分野にありがちは「個室かホールか」「施設か在宅か」という二項対立的な硬直した議論に、「中間領域」という新しい発想を持ち込みました。個室そのものも重要ですが、個室の存在によって初めて成立する中間領域もさらに重要です。その論拠を全面展開したのが本書です。まさに個室、ユニットケア、グループホームの「根拠(エビデンス)」がこの一冊に集約されています。
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◆『「排泄学」ことはじめ』200320815
内容案内
書名:「排泄学」ことはじめ
著者:排泄を考える会(本間之夫、西村かおる他)
仕様:B5・ヨコ組・210ページ
定 価:2600円+税
発行日:2003年8月15日 ISBN4-260-33294-5
排泄について相談できる機関がないためどれほど患者は苦しんでいるか、一般に行われている便秘薬処方がなぜこんなにいい加減なのか、尿と便が両方わかる専門医がいかに少ないか、学校の教員が児童の排泄問題にたいする教員の無理解さ……隠されがちな排泄をめぐる困難事例を検討すると、このような問題が浮き彫りにされてきます。まさに「事件は現場にある!」のです。
とはいえ本書は、領域横断的な「排泄学」を構築するための第一歩にすぎません。実際、カンファレンスでは、「便秘で糞詰まり」などないことを知らなかったり、夫とのセックスの最中に便や尿が漏れるから離婚を考えているという相談者に納得できる答えを出せなかったり、痴呆老人の排泄問題に医療者はいかに無力かを知らされたり。
なかなか簡単にはいきませんが、ウンチ、オシッコ、セックスという「おしも」の苦しみを一身に引き受ける患者に対峙しようとする心意気を感じていただければ幸いです
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◆内田 樹 20041001 『死と身体——コミュニケーションの磁場』,医学書院,シリーズケアをひらく,242p. ISBN:
4-260-33366-6 2100 [boople] ※
内容紹介
書 名:死と身体——コミュニケーションの磁場
著 者:内田 樹(うちだ・たつる)=神戸女学院大学教授
仕 様:A5版、タテ組、並製、242ページ
定 価:2000円+税
発行日:2004年10月1日 ISBN4-260-33366-6
『死と身体——コミュニケーションの磁場』《シリーズケアをひらく》20041001
内容紹介
書 名:死と身体——コミュニケーションの磁場
著 者:内田 樹(うちだ・たつる)=神戸女学院大学教授
仕 様:A5版、タテ組、並製、242ページ
定 価:2000円+税
発行日:2004年10月1日 ISBN4-260-33366-6
武道から現代思想まで、「話を複雑にすることでわかりやすくする」ウチダ先生の、今度のテーマはコミュニケーション。
「どうして『死と身体』がコミュニケーション論になるの?」と疑問をもった瞬間、あなたは既にコミュニケーションの中にいる、っていう話です。
人がケータイを手放さずネットショッピングにはまるのは、それが5万年ぶりの沈黙交易だからだと喝破し(p.223)、なぜ「英霊を賛美」してはいけないかをレヴィナス、ラカンを引いて論を立て(p.228)——と絶好調。
カルチャーセンターでの講演録に大幅に手を入れ、「着眼点のとんがり具合は、ここ数ヶ月でいちばん」(04.6.24.Web日記)と自負する、著者新境地の一冊です。
◆白石 正明 197711 「福祉のターミナルケア」に関する海外調査」,長寿社会開発センター[1997:71-77]*
*長寿社会開発センター 199711 『「福祉のターミナルケア」に関する調査研究事業報告書』,長寿社会開発センター,110p.
REV:...20040121, 1109, 11, 20050228, 20060212, 0424, 20080315,
20091215 ◇本 ◇医学書院http://www.igaku-shoin.co.jp ◇身体×世界:関連書籍 ◇WHO
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