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2010年4月16日金曜日

医学博士 柴田高

消臭目的で二酸化塩素の空間除菌剤を設置した小学校では、驚くべきことに学童の累積欠席率が有意に低下することを発見、学術雑誌へ報告している。

「二酸化塩素(ClO2)ガス発生器具は、室内の消臭剤として使用されている。我々は、消臭器具
として極めて低濃度のClO2ガスを放出する市販の卓上消臭用容器を、偶然に学校の教室で使用
した。使用後に思いがけず、連続38授業日間の学童欠席率が、ClO2を設置した教室(1.5%)の
ほうが、設置しなかった教室(4.0%)より顕著に低いことを発見した。両教室の欠席率
(1.5% vs. 4.0%)の間には、有意差が認められた(p < 0.00001)。この期間中の欠席の主
要な原因は、風邪およびインフルエンザであった。ClO2について知られている殺ウイルス活性
から判断して、我々が教室の中で思いがけずに発見した所見は、劇場、病院、航空機などの半
閉鎖空間における呼吸器ウイルス疾患を、その場所から避難させることなく防ぐ上で、極めて
低濃度のClO2ガスが有用であることを強く示唆する。」

http://www.seirogan.co.jp/medical/pdf/report24_j.pdf

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