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2010年4月16日金曜日

相反する論文を載せるのが「文藝春秋」のお家芸であったし、懐の深さでもあった。それは自由な言論を守ろうという健全性の顕れでもあった

「いつから「文藝春秋」は、意図的にひとつの政治勢力に加担する、「諸君!」のような編集方針になってしまったのだろうか。もちろん「諸君!」ならばそれでよかった。そもそも「諸君!」は左翼伸張の70年代、保守のための意見発表の場を提供するという目的で発刊されたものであった。一方で「文藝春秋」は違う。在野精神を是とし、森羅万象さまざまな事柄を、遠慮なく掲載することで、論争の場を作ろうという菊池寛の精神を体現するものとしてスタートした雑誌ではなかったか。」

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