著者:菊地成孔
刊行:イースト・プレス
菊地成孔、初めての映画"純"エッセイ集。
タブーに抵触するため、これまでどこにも発表できなかった
松本人志『大日本人』論。
ジャン=リュック・ゴダールの作品を
「音楽」と「恋」から読み解く超絶の集中講義。
古典から最新作に至るまで、
ハリウッド映画を貫くフェティッシュな魅力。
そして脳内で撮影中の「妄想の監督作品」…。
「私にとって映画とは"甘い悪夢"です」
——異能の音楽家が語り尽くす〈偏愛の映画史〉
「人類は映画作家と非映画作家に大別され、職業、国籍、年齢、性別など何の意味も持たない。菊地成孔の書物は、まぎれもない潜在的映画作家の言葉として、読む者を過度の興奮へと誘う」蓮實重彦(映画評論家)
<著者紹介>
菊地成孔(きくち・なるよし)
1963 年6月14日、千葉県銚子市生まれ。音楽家、音楽講師、文筆家。84年にプロデビュー。その後、デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン、SPANK
HAPPYなどのグループを主宰、現在は菊地成孔ダブ・セクステット、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールで活動中。主な著書に『スペインの宇宙食』(小学館文庫)、『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール』(小学館)、『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』(白夜書房)。大谷能生との共著に『東京大学のアルバート・アイラー』(文春文庫)、『M/D』(エスクァイア)、映画史を扱った『アフロ・ディズニー』(文藝春秋)など多数。