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2010年5月28日金曜日

『八八歳レイコの軌跡 原子野・図書館・エルダーホステル』

# 単行本: 251ページ
# 出版社: ドメス出版 (2008/07)
# ISBN-10: 4810707075
# ISBN-13: 978-4810707076
# 発売日: 2008/07

レイコは、1948年長崎県庁のCIE(連合国軍の民間情報教育局)図書館に採用され、ライブラリアンに「天職」を見つける。1950年結婚して大阪へ。大阪CIE図書館から請われて働きはじめ、講和条約発効にともなって、CIEは1952年アメリカ文化センター(ACC)となる。子育て(3人の男児)のため退職したが、37歳でACCに復職し、ワーキングマザーの生活に奮闘しながら、「情報を求めてきた人を素手では帰さない」と、レファレンスワークに、ライブラリアンのキャリアを磨く。子育てと仕事を両立させる奮闘記も思わず引き込まれる記述である。40代で「マイウエイ発見」、司書補の資格、英語検定1級、通訳案内業務試験にもエネルギッシュにチャレンジして合格。

 1969年には、3ヵ月の海外研修(ワシントン)も受け、世界のライブラリアンと共に学ぶ。1984年には「女性と図書館・ネットワーク」(FLINT)を立ち上げ2002年の解散まで活動。1984年、日本図書館協会全国図書館大会で、「インフォーメーション・スペシャリストとしての情報サービスの提供と、関西地区の図書館間交流の推進」を表彰される。

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