作家の家―創作の現場を訪ねて
原書名:Maisons d'´Ecrivains(Premoli‐Droulers,Francesca;Lennard,Erica;Duras,Marguerite)
プレモリ=ドルーレ,フランチェスカ【文】〈Premoli‐Droulers,Francesca〉
レナード,エリカ【写真】〈Lennard,Erica〉 デュラス,マルグリット【プロローグ】〈Duras,Marguerite〉 鹿島
茂【監訳】 博多
西村書店 (2009/02/20 出版)
206p / 29×23cm
ISBN: 9784890136285
作家の家を見るということは、
作家の作品を読む以上に、
作家の本質にふれることなのだ。
―― 鹿島 茂
作家の家をのぞいてみれば、かの名作がどのように生まれたのか、作家はこの家でどのような人生を送ってきたのかを知ることができます。本書では、20名の文豪の書斎、リビングルーム、演芸場から庭園まで、丹精こめてつくりあげた"自らの城"を、作家の生涯とともに貴重なカラー写真で紹介しています。日本語版では、オリジナルの作家紹介コラムもつけました。
文学好きな人はもちろん、建築に興味のある人も、インテリア好きな人にも、おすすめの一冊です。
[文]: フランチェスカ・ブリモリ=ドルーレ
ジャーナリスト・作家。イタリア・フランスのヴォーグ誌の編集者。
[写真]: エリカ・レナード
写真家。ファッション誌の専属カメラマンとして活躍したのち、自然の美を追求した写真を撮りつづけ、近年では庭園写真家として支持されている。
[監訳]: 鹿島 茂(かしま・しげる)
フランス文学者。明治大学教授。専門の19世紀フランス文学、社会に加え、古今東西の書物や風俗に造詣が深い。
[訳]: 博多かおる(はかた・かおる)
フランス文学者。東京外国語大学 准教授。専門の19世紀フランス文学の研究ほか、音楽家(ピアニスト)としても活躍している。
本書が訪問した作家(の家)は次の通り。
- マルグリット・デュラス
(Neauphle-le-Chateau, Île-de-France, France)
- カーレン・ブリクセン
(Rungsted Kyst, Danmark)
- ジャン・コクトー
(Milly-la-Forêt, Île-de-France, France)
- ガブリエーレ・ダヌンツィオ
(Gardone Riviera, Italia)
- カルロ・ドッシ
(Como, Italia)
- ロレンス・ダレル
(Sommières, France)
- ウィリアム・フォークナー
(Oxford, Mississippi, US)
- ジャン・ジオノ
(Manosque, France)
- クヌット・ハムスン
(Nørholm, Norge)
- アーネスト・ヘミングウェイ
(Key West, Floride, US)
- ヘルマン・ヘッセ
(Montagnola, Ticino, Suisse)
- セルマ・レーゲルレーヴ
(Mårbacka, Sverige)
- ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ
(Palermo, Sicillia, Italia)
- ピエール・ロティ
(Rochefort, Charente-Maritime, France)
- アルベルト・モラヴィア
(Circeo, Près de Rome, Italia)
- ヴィタ・サクヴィル=ウェスト
(Sissinghurst, Kent, UK)
- ディラン・トーマス
(Laugharne, Wales, UK)
- マーク・トウェイン
(Hartford, Connecticut, US)
- ヴァージニア・ウルフ
("Monk's house", Rodmell, East Sussex, UK)
- ウィリアム・バトラー・イェイツ
("Thoor Ballylee", Gort, Galway, Ireland)
- マルグリット・ユルスナール
(Mount Desert Island, Maine, US)